西南学院高等学校の受験対策

偏差値・難易度

西南学院高等学校は、福岡市早良区百道浜にある偏差値70程度の私立の共学校です。福岡県内の高校でも上位の偏差値となっており、東京大学や京都大学の合格実績があります。

 

入試の特徴・勉強のポイント

西南学院高等学校は、「専願入試」「前期入試」の2つの入学試験があります。「専願入試」は、国語・数学・英語の学力試験とグループ面接、「前期入試」は、国語・数学・英語・社会・理科の学力試験が実施されます。偏差値の高い学校となっているため、各科目、基礎から応用までしっかりと学習しておくとよいでしょう。また、グループ面接では、面接の流れとマナーを身につけておくことが大切となります。

 

 

西南学院高等学校の入試情報

 

 

専願入試(募集定員:約70名)

専願入試とは本校を第一志望とし、合格した場合には本校へ入学することを条件とした入学試験です。

出願資格 入試実施年の3月に中学校卒業見込みで、調査書の第3学年次の2学期(2学期制の場合は出願時)の評定合計が36以上の者
本校を第一志望とし、合格した場合には本校へ入学することを条件とする。
試験教科 筆記試験(各教科100点満点)
 国語・数学 50分
 英語(含むリスニング) 55分

面接 5名程度のグループ面接を約20分間行います。

前期入試(募集定員:約160名)
出願資格 入試実施年の3月に中学校卒業見込み、または卒業した者
試験教科 筆記試験(各教科100点満点)
 国語・数学・社会・理科 50分
 英語(含むリスニング) 55分

※ 後期入試は募集人員の変更に伴い2017(平成29)年度入試から廃止

過去3年間の入試状況
専願入試
入試年度 募集定員 志願者数 合格者数 合格最低点
2020 約70
※3
151 男子 49 92 男子 35 213
※1
※2
女子 102 女子 57
2021 約70
※3
140 男子 39 96 男子 30 228
※1
※2
女子 101 女子 66
2022 約70
※3
178 男子 46 96 男子 36 244
※1
※2
女子 132 女子 60

※1 専願入試の合格最低点は面接点を含む
※2 2018年度から国語を追加
※3 2020年度から募集定員変更

前期入試
入試年度 募集定員 志願者数 合格者数 合格最低点
2020 約160
※1
465 男子 197 323 男子 136 310
女子 268 女子 187
2021 約160
※1
325 男子 132 290 男子 119 319
女子 193 女子 171
2022 約160
※1
436 男子 185 338 男子 134 313
女子 251 女子 204

※1 2020年度から募集定員変更

入学試験料

専願入試・前期入試 各 20,000円

入学時納入金
  • 入学申込金

    40,000円

  • 施設拡充費

    250,000円

 

公式ホームページより抜粋

 

 

 

 

 

 

 

 

入試科目・配点

【専願入試】

〇募集定員
約70名

 

〇試験教科
筆記試験(各教科100点満点)
国語、数学(各50分)、英語 ※リスニング含む(55分)、面接(5名程度のグループ面接 約20分間)

 

〇選考方法
筆記試験成績と面接による総合評価で選考します。

 

 

【前期入試】
〇募集定員
約160名

 

〇試験教科
筆記試験(各教科100点満点)
国語、数学、社会、理科(各50分)、英語 ※リスニング含む(55分)

 

〇選考方法
前期入試:筆記試験成績と調査書による総合評価で選考します。

私立 西南学院高等学校の入試傾向と対策

2017年の入試の傾向と対策について教科別に解説します。
私立西南学院高等学校の入試には、前期(英・数・国・理・社)と後期(英・数・国)がありますので、それぞれ解説していきます。

 

 前期

 

英語[ 前期 ]試験時間: 45 分 配点: 100 点

出題構成

大問No. 分野 内容 その他(形式) 配点
1  
発音
 
不明
2  
補充―語句
 
不明
3  
書き換え
 
不明
4  
真偽―イラスト・表
 
不明
5
表現
補充―英文
 
不明
6
作文
整序
 
不明
7
読解
説明(病気を治す薬は笑い)
400語
不明
8
読解
エッセイ(お金の使い方で価値観を知る)
500語
不明
【備考】
※大問1・・・発音
※大問2・3・4・・・文法・語法
 
2016年度までの入試問題の傾向
例年、発音問題、文法・語法・表現問題、語句の並べ換え作文、読解問題が数題ずつバランスよく出題され、 それぞれの出題数は毎年少しずつ異なりますが、16年度、15年度は大問が計8題でした。 発音問題の出題があることが特徴です。 14年度、15年度に引き続きやや長めの会話文空所補充問題が出題されました。 また絵やグラフを見て合わない英文を選ぶという問題が出題されました。 読解問題のうち1題は、内容一致問題のみの構成で、もう1題では、英文の内容の理解を問う問題が多く出題される傾向があります。
英文は難解なものではありませんが、大問数に対して解答時間が短いため、短時間で正確に内容を理解する力が必要です。
入試問題の対策
いずれの問題も難解なものではありませんが、45分と試験時間が短い割に大問数が多いので時間配分に注意しましょう。 発音問題や文法問題では時間をかけずに解いていく必要があります。
発音問題に関しては、日ごろから英文を読むときや単語を覚えるときに、発音などを意識し、本番でスムーズに答えられるよう知識を増やしていきましょう。 文法・語法、英作文は比較的基本的な問題が多いので、中3までの教科書の内容をしっかりおさえ、構文や表現を確実に覚えましょう。 読解問題はさまざまな分野の英文を読み、どんな英文が出題されてもあわてず対処できるようにしておきましょう。 語いの難易度はそれほど高くありませんが、わからない単語や表現などが出てきても、文脈などからその意味が推測できるように訓練しておくことも大切です。 また、長文の構成(起承転結)などをおおまかにつかむ練習もしておくとよいでしょう。

数学[ 前期 ]試験時間: 45 分 配点: 100 点

出題構成

大問No. 形式 分野・内容 その他(形式) 配点
1
小問集合
文字と式、平方根、展開と因数分解、整数問題、平行と合同、比例と反比例、標本調査
 
不明
2
大問
確率
 
不明
3
大問
2乗に比例する関数
 
不明
4
大問
三平方の定理
 
不明
5
大問
 
不明
 
2016年度までの入試問題の傾向
2016年度は、2015年度と同様で大問数が5題、設問数が20問で、すべて答えのみを記入する形式となっています。 大問1は、文字と式、平方根の計算、因数分解、平方根の利用、平行線と角、反比例、整数問題、標本調査の小問集合となっています。 大問2は確率、大問3は2乗の比例する関数と平面図形の融合問題、大問4は三平方の定理などを利用した空間図形の問題、 大問5は円についての問題という構成で、全範囲からまんべんなく出題されています。
小問集合はそれほど複雑な計算もなく基本的な内容の出題なので、ここで確実に得点しておくことが大切です。 その他の大問は、教科書の章末問題レベルの問題が中心ですが、ある程度数学のセンスを必要とする問題が多く、 中には着眼の仕方が難しく、思考力や計算力を要する問題もふくまれるので、時間配分の工夫が必要です。
入試問題の対策
さまざまな分野から基本的な内容の問題が出題されるので、教科書などを利用して、全分野の一般的な知識をひと通り身につけておくことが大切です。
計算問題については、標準的なレベルの問題に数多く取り組み、速く正確に解く練習をしておきましょう。 難易度はそう高くなくても、柔軟な思考力が要求されます。
また、平面図形、空間図形では複数の定理を利用して解く、また空間図形の展開図を用いて考える、などの多角的なとらえ方が必要です。 標準レベルの過去問題集などで、さまざまな出題のパターンを見て、解法のセンスを身につけておくとよいでしょう。

国語[ 前期 ]試験時間: 45 分 配点: 100 点

出題構成

大問No. ジャンル 出典 その他(形式) 配点
1
論説文
外山滋比古『思考の整理学』
 
不明
2
小説
佐藤多佳子『一瞬の風になれ』
 
不明
3
古文
鴨長明『発心集』
 
不明
 
2016年度までの入試問題の傾向
論説文・小説・古文の大問3題構成です。
2016年度の論説文の課題文は、やや抽象的なテーマですが、多くの身近な例と共に論じられているため、読解はそれほど難しくはないでしょう。
小説は、読みやすく心情のとらえやすい文章が引用されています。設問は、小問数が多いのが特徴で、読解問題は主に、選択式問題と抜き出し問題です。 選択式問題では、大半が選択肢どうしの違いが明確で容易に判断がつくものですが、中には紛らわしい選択肢もあります。 課題文と照らし合わせて、慎重に吟味しましょう。そのほか、漢字、語意を問う問題が出題されています。
古文は、説話からの引用で、文章はやや長めです。主語の判別のほか、随所で傍線部の解釈や心情、理由説明などが問われています。
全体的に、特にひねった出題はないので、素直な読解を心がけましょう。
入試問題の対策
漢字は、やや難しめの問題集に取り組み、同音異義語もきちんと使い分けられるようにしておきましょう。
論説文は、キーワードや言い換えの表現、段落の構成などを意識しながら読み、筆者の考えや要旨をつかみましょう。 日頃から、抽象的な文章や新書レベルの文章に親しんでおくとよいでしょう。 小説は、場面を生き生きと思い浮かべながら読んで、行動や発言から人物の心情を想像しましょう。 選択式問題では、選択肢の文章が長いものもありますが、長さにまどわされずじっくり選択肢を読んで、課題文の内容や方向性とあっているかどうかを判断します。
古文は、単語や文法など基礎事項をおさえたうえで、解説の詳しい問題集を使って、誰がどうしたのかを明らかにしながら主題をとらえる訓練をしてください。
45分の試験時間内で解答できるよう、過去問で時間配分や出題の傾向をつかんでおきましょう。

理科[ 前期 ]試験時間: 45 分 配点: 100 点

出題構成

大問No. 分野 内容 その他(形式) 配点
1
地学
月、太陽の南中、地球の公転、太陽の動き、星座
 
不明
2
地学
雲のできかた
 
不明
3
生物
生物の成長、生物のふえかた、遺伝
 
不明
4
生物
血液の循環、心臓のつくり
 
不明
5
化学
電池とその電極で起こる反応、イオンと水溶液、電気分解
 
不明
6
化学
酸化・還元、定比例の法則、化学反応式
 
不明
7
物理
電力、電力と発熱
 
不明
8
物理
圧力、浮力
 
不明
 
2016年度までの入試問題の傾向
2016年度は、地学、生物、化学、物理の各分野から2題ずつ、計8題の大問が出題されました。 論述選択、組合せ選択など記号選択問題が多く出題されています。 その他、数値で答える問題や理科用語の記述問題なども出題されます。
実験や観察に関する問題が多く出題されており、その多くが教科書などでよく見かける内容となっています。 しかし、中には教科書にない実験や観察についての問題が出題されたり、いくつかの実験が組み合わさった問題が出題されたりすることもあります。 例として、2016年度には、生物分野で胎児の血液循環、化学分野で電気分解を利用して純度の高いものを作る電解精錬のしくみについて出題されました。 十分な基礎力とそれを応用することができる科学的な思考力を問う問題が出題されているといえます。
入試問題の対策
まずは、教科書を中心に基本事項を確実に理解・把握しましょう。 このとき、物理・化学分野では、原理や法則の本質的な理解を心がけましょう。
生物・地学分野では、生物の体のつくりや地球の構造・天体の見えかたなどの学習したものの名称とそれが担う機能や意味を正しく把握しておきましょう。 また、実験や観察については、目的と方法、結果をよく整理しておきましょう。 そして、その実験・観察の結果から何が言えるのかを的確に答えられるようにする練習が必要です。 教科書にない実験や観察についての問題が出題されることがありますが、詳しい知識が必要というわけではなく、基本的な知識を使って解答することができます。 標準的な問題を多く解き、公式の使いかたや問題の考え方を身につけましょう。そして、過去問を解き、問題のレベルや形式に慣れておきましょう。

社会[ 前期 ]試験時間: 45 分 配点: 100 点

出題構成

大問No. 分野 内容 その他(形式) 配点
1
地理
世界地理雑題
資料提示型
不明
2
地理
日本地理雑題
資料提示型
不明
3
歴史
古代~近代の日本
資料提示型
不明
4
歴史
日本史雑題
資料提示型
不明
5
公民
選挙
リード文提示型
不明
6
公民
経済総合
資料提示型
不明
7
公民
公民総合
資料提示型
不明
 
2016年度までの入試問題の傾向
大問数は12年度が9題、13年度が6題、14~16年度が7題と年度によって多少の変動が見られます。 設問数は40~50問程度で、おおむね各分野からバランスよく出題されています。
記号選択問題が中心となっており、記述問題は数問のみで、論述問題の出題はここ数年ありません。 地理的分野は世界地理・日本地理から出題されています。 世界地理は各国の位置や形、人口・自然環境・産業・貿易・宗教などに関する問題のほか、 時事的な出来事に関連付けた出題が見られる場合もあります。日本地理では都道府県ごとの産業、気候や貿易の特徴に関する問題が出題されます。世界地理・日本地理とも地図や統計資料の読み取りが多いのが特徴です。歴史的分野は日本史の割合が高く、内容は古代から現代までの政治・外交・社会・文化など多岐にわたり、正確な年号の知識、史料の理解力を必要とします。日本の出来事と同時期に世界での出来事を問うなど、世界史の問題も出題されています。公民的分野は政治・経済・現代社会・国際・時事問題など幅広い内容からの出題となっています。すべてが正しくないと正解にならない記号の組み合わせ問題や紛らわしい正誤問題が多く、細部にわたる豊富な知識や問題文の読解力が問われます。
入試問題の対策
記号の組み合わせを正しく答える問題や資料の読み取りなど時間がかかる問題が多いので、過去問を利用して、 おおよその時間配分を把握しておくとよいでしょう。 またどの分野も幅広く詳しい知識を必要とする問題が多いので、教科書や資料集・参考書にすみずみまでじっくり目を通し、 苦手分野の克服に努めましょう。
地理的分野では国や都市の位置を常に地図帳でチェックしながら学習を進めることを習慣づけましょう。 さまざまな統計資料の読み取りにも慣れておくとよいでしょう。 歴史的分野ではとくに近・現代の日本と世界のかかわりについては重点的に学習しましょう。 年表などを利用して各時代の主な出来事の前後関係を整理し、重要事項に関しては年代を覚えておくとよいでしょう。
公民的分野は教科書などで政治・経済のしくみなど基本事項をくり返し確認しましょう。 時事問題については、新聞などをチェックし、最新の政治・社会情勢・現代社会の課題、 さらには世界各国が動向を注目している国々についても関心を持ち、調べてみるとよいでしょう。

 

 

 

 

後期

英語[ 後期 ]試験時間: 45 分 配点: 100 点

出題構成

大問No. 分野 内容 その他(形式) 配点
1  
発音、アクセント、単語
 
不明
2  
補充―語句
 
不明
3  
書き換え
 
不明
4
表現
補充―英文
 
不明
5
作文
整序
 
不明
6
表現
補充―英文
 
不明
7
読解
エッセイ(文化によって意味が異なる単語)
400語
不明
8
読解
読み物(いつか弟に車をプレゼントするという少年の夢)
350語
不明
【備考】
※大問1・・・発音・語法
※大問2・3・・・文法・語法
 
2016年度までの入試問題の傾向
例年、発音問題、文法・語法・表現に関する問題、作文問題、読解問題が数題ずつ出題され、それぞれの出題数は少しずつ変化しています。
16年度は読解問題を2題含む計8題の出題でした。ユニークな問題が含まれるのが特徴的ですが、 14年度は4コマ漫画を見てセリフを英訳したり状況を説明したりする問題が出題されました。 15年度は読解問題のうちの1題は本文中に数字が多く出てきて、それを利用して英語の質問に算用数字のみで答える問題が出されました。 16年度は読解問題のうち1題は内容一致の英文を選ぶだけの問題形式でした。 他の読解問題は、内容一致、空所補充、英文の内容の理解を問う問題が多く出題されています。
どの問題も難易度としては標準的ですが、試験時間に対して大問数が多く、設問も含めると読まなくてはならない文章量が多いため、 スピードが要求されている試験だと言えます。
入試問題の対策
45分と試験時間が短い割に大問数が多いので、時間配分に注意しましょう。 発音問題に関しては、普段から音読をする習慣をつけて発音を意識し、迷わず回答できるようにしておくと良いでしょう。 読解問題はさまざまな分野の英文を読み、どんな英文が出題されてもあわてず対処できるようにしておきましょう。 語いの難易度もそれほど高くはありませんが、わからない単語や表現などが出てきても、 文脈などからその意味が推測できるように訓練しておくことも大切です。 効率的に解き進めるため、設問に先に目を通しておくなど、すばやく解くための工夫をすることも必要でしょう。
また、単語や短い英文を書かせる問題も出題されているので、単語の意味だけでなくスペルも確実に覚えるようにしましょう。 文法・語法・表現・発音、英作文は比較的基本的な問題が多いので、中3までの教科書の内容をしっかりおさえ、構文や表現を確実に覚えましょう。 さまざまな問題形式で出題されるので、時間が限られているなかでも指示を丁寧に読み、落ち着いて取り組みましょう。

数学[ 後期 ]試験時間: 45 分 配点: 100 点

出題構成

大問No. 形式 分野・内容 その他(形式) 配点
1
小問集合
展開と因数分解、平方根、文字と式、連立方程式、2次方程式、2乗に比例する関数、標本調査、平面図形
 
不明
2
大問
2乗に比例する関数
 
不明
3
大問
確率
 
不明
4
大問
空間図形、三平方の定理
証明あり
不明
5
大問
平面図形
 
不明
 
2016年度までの入試問題の傾向
2016年度は、2015年度と同様で大問数が5題、設問数が20問で、大問4(1)をのぞいて、すべて答えのみを記入する形式となっています。 大問1は、因数分解の利用、平方根の計算、文字と式、連立方程式、2次方程式、関数の変化の割合、平均値を求める問題、正多角形の内角の小問集合となっています。 大問2は2乗に比例する関数、大問3は確率、大問4は三平方の定理などを利用した空間図形の問題、 大問5は平面図形についての問題という構成で、全範囲からまんべんなく出題されています。
小問集合はそれほど複雑な計算もなく基本的な内容の出題なので、ここで確実に得点しておくことが大切です。 その他の大問は、教科書の章末問題レベルの問題が中心ですが、ある程度数学のセンスを必要とする問題が多く、 中には着眼の仕方が難しく、思考力や計算力を要する問題もふくまれるので、時間配分の工夫が必要です。
入試問題の対策
さまざまな分野から基本的な内容の問題が出題されるので、教科書などを利用して、全分野の一般的な知識をひと通り身につけておくことが大切です。 計算問題については、標準的なレベルの問題に数多く取り組み、速く正確に解く練習をしておきましょう。 難易度はそう高くありませんが、柔軟な思考力が要求されます。
また、平面図形、空間図形では複数の定理を利用して解くなどの多角的なとらえ方が必要です。 標準レベルの過去問題集などで、さまざまな出題のパターンを見て、解法のセンスを身につけておくとよいでしょう。

国語[ 後期 ]試験時間: 45 分 配点: 100 点

出題構成

大問No. ジャンル 出典 その他(形式) 配点
1
論説文
鈴木孝夫『日本の感性が世界を変える』
 
不明
2
小説
森浩美『ひとごと』
 
不明
3
古文
『今昔物語集』
 
不明
 
2016年度までの入試問題の傾向
論説文・小説・古文の大問3題構成です。
2016年度の現代文は、いずれも比較的読みやすい文章が引用されています。 過去には、抽象的な表現が多く使われた論説文や、複雑な心情を描いた小説から出題されたこともあります。 設問は、選択式問題・抜き出し問題が中心で、小問数が多いのが特徴です。 空所補充問題、脱文補充問題、傍線部の内容や理由説明・主題を問う読解問題など、筆者の考えや文脈の把握、 情景の把握や作品の特徴などが問われていて、基本的な読解力が試されます。
選択式問題は、選択肢が長くまぎらわしいものもあるので注意しましょう。 漢字の読み書き・文法・語意などの知識問題も出題されます。
古文は、物語からの出題でしたが、過去には、説話や歌論が引用されたこともありました。 古文の基礎知識と読解力が試される幅広い出題となっています。
入試問題の対策
過去問を解いて、時間配分の感覚をつかんでおきましょう。
論説文は、一文一文をおろそかにせずに読むことが大切です。 形式段落ごとの要点をつかみながら、最終的に筆者の主張を読み解く練習をしましょう。 新聞や新書などを読んで、社会科学や文化に関する文章に親しんでおきましょう。 小説は、場面を正しくおさえることがポイントです。 何に対してどういう感情が生じたのか、その理由も含めて正しく理解できるよう、場面展開を意識しながら読みましょう。
選択式問題では、各選択肢の誤りの部分を明らかにしながら、正しいものを慎重に選びましょう。 語彙力は、漢字や語意を問う知識問題だけでなく、文章読解にも役立ちます。 日頃から辞書を活用するとともに、やや難度の高い漢字の問題集に取り組みましょう。
古文は、基本的な文法事項、単語を身につけたうえで、まとまった文章を読んで大意をつかむ力を養ってください。