熊本大学理系数学の傾向
熊本大学の一般前期入試の理系数学は、例年大問4題で構成され、全問記述式です。
また試験時間は120分のため比較的時間に余裕があり、難易度も大学入試標準レベルのものが多いため、満点近い点数を狙えます。しかし逆に言うと他の受験生もしっかりと点を取ってくると予想されるので、焦らずにミスのない答案の作成を心がけましょう。
出題分野は数学Ⅰ・A・Ⅱ・B(数列、ベクトル)・Ⅲで、整数、平面ベクトル、空間ベクトル、三角関数、図形と方程式、指数と対数、確率、数列、数学Ⅲの微分・積分(極限、増減、極値、面積、定積分の計算など)、複素数平面などから出題されています。その中でも文系理系問わず、特に微分・積分、数列、ベクトルが頻出のためしっかりと対策をしましょう。
微積は演習量が足りない受験生が多いため、早めの練習に取り掛かると受験に有利に働きます。また近年複素数平面の出題が見られるので、昔の過去問では出てないからといってヤマを張らずこちらも早めに対策しましょう。
さらに、熊本大学の数学は記述式であるため、答えだけでなく、自分自身がどのように考えたかという過程を採点者に分かりやすく記述できるようにしましょう。特に式の羅列にならないように日本語で丁寧に書いていくことが肝要です。また添削指導してくださる方が周りにいれば積極的に活用していき答案作成能力を磨きましょう。