福岡県公立高校入試社会の傾向

 

 

平均点の推移について

入試傾向解説(福岡/社会)平均点

2021年の社会の入試の平均点は35.2点でした。前年は28.9点で、平均点がかなり低かったことから比べると、ずいぶんやさしくなりました。

問題構成と配点について

入試傾向解説(福岡/社会)構成と配点

構成と配点です。大問1・2は歴史、大問3・4は地理、大問5は公民、大問6は(総合)記述です。2021年度の入試では大問で2問、配点に変更がありました。大問1が13点、大問2が7点に変更されています。大問1は古代から現代まで、大問2は明治から現代、大問3は世界地理、大問4は日本地理となっています。

2021年度は大問すべてにおいて、前年より平均点が上がりました。歴史が大問1の平均点が8.3点、正答率が64.1%、大問2の平均点が3.9点、正答率が56.4%、大問3の世界地理の平均点が6.3点、正答率63.0%、大問4の日本地理の平均点も5.8点、正答率は58.2%、大問5の公民は平均点が7.2点、正答率が51.8%、大問6の記述の平均点が3.5点、正答率が58.5%という結果でした。2021年度は受験生にとってやさしい問題だったことがわかります。特に大問2と3が点数の取りやすい問題が出題されました。

今後の勉強法について

入試傾向解説(福岡/社会)今後の勉強法

今後の勉強方法についてのアドバイスです。まず前提として資料の読み取りは絶対にできなければなりません。これを念頭において、以下の勉強を行ってください。

年表を使った学習

歴史は、江戸時代までは文化・産業を、明治以降は年号を中心とした出来事を記述での書けるようにする必要があります。年表を使い、覚えた年号・出来事を消し込みながら覚えていくといいでしょう。

地図帳は必須

地理は地図帳を手元に置いて、必ず国や地域など位置を確認しながら学習しましょう。統計(人口・面積・生産順位など)は上位3つまで完全に暗記しましょう。

穴埋め問題を完璧にこなす

公民は、学校のワークレベルの穴埋め問題を完璧にできるようにしておきましょう。

記述の解答は先生に確認する

記述問題は、解答を書いたらかならず先生にチェックしてもらいましょう。書くことで上手になります。入試に出る時事もニュースや新聞で確認しておきましょう。

3学期以降の授業は絶対入試に出ます! 入試対策を進める中で、必ず学校の授業内容も押さえておくようにしてください。

入試本番での実践項目

休み時間にやっておくべきことベスト3

入試傾向解説(福岡/社会)入試本番の実践項目

国・都道府県の場所の確認をしよう。
統計の確認をしよう。
文化の特徴と、明治から現代までの年号の見直しをしよう。

テストの見直しのポイント

①資料問題は答えを出すときの計算に注意!
②記述問題では指定語句の間違いや未使用に注意!

入試本番では、時間が余っても必ず最後までしっかり見直しをしましょう。誤字・脱字はもったいないので、絶対にしないように確認をしましょう。

※この記事は「新教育Vスタ」および福岡の学習塾「エディナ」の調査・分析と監修のもとで書かれています。

 

高校受験社会<歴史>の勉強方法

 

歴史の縦の流れ

まずは縦の流れを意識して勉強していきましょう。
日本で起こった出来事には、いうまでもなく全て理由があり、その積み重ねが今の日本の歴史を形成しています。 
まずは単語や年号などに囚われず、何故この出来事が起こったのかや、ある出来事とある出来事どうしの因果関係などに着目しましょう。
 
歴史の中で起きた出来事というのは、単にその直前の出来事だけを原因にしているもののみならず、今までの何世紀にもわたる歴史的背景を考慮した上で議論しないと説明のつかないものも多くあります。
そのため、どういう経緯でその出来事が起こっていったのかを常に意識して学ぶことで知識を集積していくことが求められます。
 

勉強方法(歴史の縦の流れ)

単語は人物名や出来事の名前などのことです。
本番のテストではこうした単語を書くことが要求されることが多いので、漢字なども含めて正確に書けるようにしましょう
また、年号についても重要です。
本番では出来事を起こった順に並べ替えたり、正誤問題などで順序が逆であることに気づくヒントにしたりさまざまなところで役立ちます。
また、学習過程においても「歴史のたての流れ」を把握する上で、出来事の前後関係を覚えるためにとても重宝します。
 
全てを一年単位で覚えておく必要はありません。
ですが例えば、鎌倉幕府開設が1192年(1185年という説も)といった、一年単位で覚えておくべき重要事項も存在します。
 

勉強方法(単語と年号)

単語

単語については、まずそれ自体を覚えようとするのではなく、今までやってきた歴史の縦の流れをおさえていく中で同時に覚えるようにしましょう。
何故なら、そうした歴史を紡いでいく上で大切となるのはターニングポイントとなる出来事や重要なキーパーソンであり、そうした出来事や人物は、教科書中に必ず紹介されており目にする機会も多いからです。
こうした単語を覚えるコツとしてはその出来事で何が起こったのか、その人が何をしたのかをセットで覚えることを常に意識することです。
 
例えば先ほどから例に出している1192年鎌倉幕府開設でしたら、「1192年 鎌倉幕府開設 源頼朝」をセットにして覚えれば、出来事名、人物名、年号を全て関連づけてひと手間で覚えることができます。
また、この三つの要素のうちどれか一つでも思い出せば、芋づる式に他の二つについても思い出しやすくなります
 
それでも覚えられない場合は、一問一答集を使って覚えるといいでしょう。
ただしこれは、歴史の縦の流れを覚えていない限りおすすめはできません。
何故なら、そういった流れと分断して単語だけが問題として出てくるので、流れを把握しづらくなるからです。
一問一答集に手を出すのは、「自分は、歴史の流れや繋がりについてはある程度覚えられている!でも具体的な名前や出来事が思い出せない」という段階に至った人のみでいいと思います。
 
一度目、二度目に間違えた問題などをチェックしておくことで、素早く復習することが可能になります
一問一答集も学校で配られる方はいるかもしれませんが、本屋などには様々なレベル別のものが売っています。
自分が今必要なレベルのものを選んで取り組んでください。
 

年号

年号については、単語と同じく歴史の縦の流れを把握する中で覚えることをおすすめします。
年号は単なる数字なので覚えられないことも多いと思います。
 
実際私も特に苦戦したのがこの年号でした。
出来事は覚えられたけど、いつも年号をわすれてしまうといった方は「語呂合わせ」を使って覚えるといいでしょう。
例えば、鎌倉幕府開設でしたら1192年なので、「い(1)い(1)9(く)2(に)作ろう鎌倉幕府」というふうに覚えます。
 
また、自作の語呂合わせを作るのもいいでしょう。
楽しいですし、その時に苦戦したり驚くほど上手くできたりした時の感情がエピソードとして記憶にストックされます。
その為、テスト中など焦っている時でも「あの時苦労して作ったなあそういえば」などと思い出すことができますし、必ず合っている確証を持って使うことができます。
 

高校受験社会<地理>の勉強方法

2019年度福岡県公立高校入試社会

入試問題大問1及び大問2

2019年度福岡県公立高校入試社会

入試問題大問3

2019年度福岡県公立高校入試社会

入試問題大問4

2019年度福岡県公立高校入試社会

入試問題大問5

2019年度福岡県公立高校入試社会

入試問題大問6

解答及び配点

2018年度福岡県公立高校入試社会

入試問題大問1及び大問2

2018年度福岡県公立高校入試社会

入試問題大問3

2018年度福岡県公立高校入試社会

入試問題大問4

2018年度福岡県公立高校入試社会

入試問題大問5

2018年度福岡県公立高校入試社会

入試問題大問6

社会は最も点数を上げやすい教科ですが、ただやみくもに暗記をするだけでいいというわけではありません。

効率的な勉強法を知りたい

受験で失敗をしたくない

社会で塾が必要なのはどんなとき?

このような疑問をお持ちの方は、ぜひご覧ください。

 

社会は最も点数を上げやすい教科

受験勉強で社会は最も力を入れるべき教科である
受験勉強で社会は最も力を入れるべき教科である

まず初めに知っておいていただききたいこと、それは「社会は最も点数を上げやすい教科」ということです。

【高校受験】社会は最も点数を上げやすい教科

 

一般的に主要5教科の成績の上がりやすさは以下のような順だと言われています。

1.社会
2.理科
3.数学
4.英語
5.国語

そして社会は2位の理科よりもはるかに成績を上げやすい教科と言われています。社会が苦手な中学生は、数学・英語・国語が苦手な中学生よりもかなり有利なのです。

なぜ社会はそれほどまでに点数が上がりやすいのでしょうか。テスト問題には、大きく分けて2種類の問題があります。

1.暗記だけで正解できる問題
2.理解をし、その内容を暗記して正解できる問題

の2種類です。具体的には以下のような違いです。

問1:日本で最初の銅銭である貨幣をなんというか
問2:下の図でBE=C Dであることを証明しなさい(あくまで例題なので、わかりやすく数学から出題。問題を簡略化しています。)

「問1:日本で最初の銅銭である貨幣をなんというか」の答えは「富本銭」です。これは暗記できているかどうかの単純な問題ですね。

しかし「問2:BE=C Dであることを証明しなさい」という問題を解くためには、証明のやり方や証明できる条件などを理解し、その上で解き方を暗記できている必要があります。

極端な例ではありますが、この2種類の問題のうち点数がとりやすい問題はどちらでしょうか。

言うまでもなく、「富本銭」の問題。「暗記だけで正解できる問題」の方が点数をとりやすいです。

そして社会は、「暗記だけで正解できる問題」の割合が他教科に比べて圧倒的に多い。これが社会の成績が伸ばしやすい理由です。

社会への苦手意識が強いお子さんは、初めはとっつきにくいかもしれませんが、ぜひ前向きに取り組んでみてください。

入試社会は「暗記」が最重要

入試社会で成績を伸ばすためには、暗記が最重要
入試社会で成績を伸ばすためには、暗記が最重要

続いては、入試社会の勉強法を解説していきます。

最大のポイントは、「入試社会は暗記をすれば点数がとれる」ということです。暗記は全ての教科の勉強の基本ですが、社会は特に暗記が大切なのです。

社会が得意な中学生は、さまざまな用語や人物名をしっかりと暗記ができています。これができずに社会が得意な中学生は存在しません。まずは「社会の点数を伸ばすためには暗記が必要」という事実をしっかりと押さえましょう。

ただし、私がお伝えする「社会は暗記だ」というのは、いわゆる「丸暗記」を指すわけではありません。これについては後ほど、分野別の勉強法のところで詳しくお伝えします。

【高校受験】入試社会の勉強法

点数につながる暗記とは?

点数をとるための暗記方法について詳しく解説をしていきます。

ポイントは「繰り返し学習する」ということにあります。

どの程度繰り返せばよいかというと、「問題を読んで、一瞬で答えが思いつくまで」です。この状態になるまで、日をおいて何度も暗記を繰り返すことが大切です。

イメージをつかみやすいよう例を上げると、例えばテスト用紙に名前を記入する時、自分の名前に悩む中学生はいないでしょう。自分の名前は一瞬で思い出せるはずです。

理想としては、解きたい問題全てをこの状態までもっていくことが大切なのです。この状態になったとき、「点数につながる暗記ができた」ということができます。

悪い勉強例としては、

1.問題を解く
2.わからなかった
3.答えを見た
4.思い出せた

これで勉強を終えてしまうこと。

つまり、「答えを見ればわかった」という状態で放置をしないことです。この状態を放置すると、テストで「この問題勉強したのにわからない…」となってしまいます。

解けなかった問題があったときは、必ず後日解き直しをおこないましょう。それにより、一瞬で答えを思い出せる状態までもっていくことができれば、テストでも確実に正解をすることができるでしょう。

 

問題集での学習法が効率的

点数につながる暗記を行うためには、問題集を活用して学習することが効果的です。ここでいう「問題集」とは、演習問題がたくさん載っているものとします。

・教科書を読む
・参考書を読む
・ノートまとめ

などの学習法は、基本的におすすめしません。

まず、教科書や参考書を読むだけの学習法は非常に効率が悪いです。「読むだけ」という行為は記憶に結びつきにくいためです。

必ず自分で「思い出す」という行為をしないと記憶は定着しません。そのため、問題集を自力で解くという練習が必要なのです。

また、ノートまとめも効率が悪い勉強法の代表例です。自分が理解していない内容をノートにまとめるという行為は、非常に時間がかかるためです。問題集にはテストに出やすい大切な問題が凝縮されていますので、問題集を解いた方が効率よく重要なポイントの理解を進めていけます。

ノートまとめに時間がかからないという場合は、そもそも内容を理解している可能性が高いです。次の「問題集の使い方」で詳しく解説をしますが、理解している内容をもう一度学習する、という行為も効率が悪いのです。

社会の効率のよい学習方法は、「問題集を利用して行うこと」と心得ましょう。

問題集の使い方

問題集の使い方について解説をしていきます。

まずは通常通り問題集を解いていきます。その際に印をつけながら問題集を解いていきましょう。

◎ カンペキにできた。もう解かないでよい問題
○ 解けたが、もう一度解きたい問題
△ 解けなかったが、答えを見れば理解できた問題
× 解けなかったうえに、答えを見ても理解できない問題

このような印をつけながら問題集を解きましょう。(これは一例なので、印はアレンジしていただいて構いません)

◎の問題は、答えや解き方が一瞬で思い出せた問題なので、もう解く必要はありません。◎の問題を何度も解くことは時間の無駄になりますので、2週目以降は飛ばしてよいでしょう。(読んで確認くらいはしてもよいです)

そして、「○」と「△」の問題を重点的に取り組みます。繰り返し挑戦し、◎になるようにしていきます。

○と△の問題が◎になるということは、解ける問題が増えているということ。つまり得点が上がっているということです。これを繰り返せば、成績はどんどん上がっていくでしょう。

×の問題については、一旦は放置して構いません。力がついた時に挑戦するとよいでしょう。全くわからない問題に挑戦すると、勉強した気になるかもしれませんが、残念ながら点数は上がりません。

それどころか難しい問題にチャレンジしていると、勉強に対するモチベーションが無くなっていきます。全くわからない問題は一旦保留しておくことで、勉強がスムーズに進むようになります。

印をつける勉強は以下の記事で詳しく解説していますので参考にしてください。

 

問題集の選び方

続いては問題集の選び方です。問題集を選ぶ時のコツは「パッと見て、7割ほどは解けそうな問題集」を選ぶことです。

これが最も効率よく学習できる問題集の選び方です。これを聞いた方は「7割も解ける問題集を買っても意味がない、もっと難しめの問題集を買ったほうがいい」と思う方もいるかもしれません。それこそが落とし穴です。

難しめの問題集を購入すると高い確率で挫折します。学習習慣がないお子さんでしたらなおさらです。

だれしも、問題集を買うときはやる気があるのです。難しい本にチャレンジしたくなるものです。ですが、机に向かった途端にやる気が無くなります。全くわからない問題が並んでいるので当たり前です。

大人だって、全くわからない外国語の、それも難易度の高い本を与えられてやる気が出る人はいないでしょう。

必ず易しめの問題集を購入してください。「スラスラ解けて、たまに難しい問題がある」これが丁度いいのです。最もやる気が長続きする難易度なのです。

余談ですが、ゲームもこのような難易度でつくられています。簡単に進めるステージと、難しいステージが交互にくるのです。これが人を引き付ける難易度だからです。ゲームであろうと、とてつもなく難しくて全く先へ進めないゲームなんて多くの人はやりません。

話がそれましたが、問題集は必ず「パッと見て、7割ほどは解けそうな問題集」を選びましょう。また、問題集を一度に何冊も買うのもNGです。何冊もあると解く気がなくなり、結局解かないまま机の上に積み上げてしまうことになります。

まずは一冊を集中的にこなし、曖昧な問題や解けなかった問題が確実に解けるように練習しましょう。

社会の分野別勉強法

分野別に効率がよい学習法を把握し、成績を伸ばそう
分野別に効率がよい学習法を把握し、成績を伸ばそう

続いては、社会の分野別の学習法について解説をします。

地理

地理は地域ごとの特徴を理解すると、暗記が楽になります。

先にもお伝えしていましたが、私が言うところの「社会は暗記である」というのは、丸暗記を指すわけではありません。

地理ならば、地域や緯度・経度などの「理屈」も踏まえて暗記する必要があります。理屈が理解できると、暗記の助けになり、暗記の量も減らせます。

地域ごとの特色を覚える方法としては、地図を部屋やトイレに貼る方法がおすすめです。特に、白地図に自分で色や説明を書いたものをはると良いでしょう。

言葉だけよりも、色や図の方が記憶に残りやすい傾向があります。このようにして地域ごとの大きな傾向をつかみつつ、細かいところは問題集で対策をするとよいでしょう。

歴史

歴史は「流れ」を理解することが大切です。さまざまな出来事の裏には、それにつながる物語があるためです。

歴史のストーリーを覚えておくと、暗記がとても楽になります。人はストーリーを暗記しやすい脳のつくりになっているためです。そういった意味では、学研プラスの「マンガでわかる中学社会 歴史」シリーズなどはおすすめです。

小学生でも理解ができるくらいのレベルなので、歴史は苦手だがマンガは好き、というお子さんには効果が期待できます。マンガを繰り返し読むタイプのお子さんには特におすすめができます。

マンガに限らず、映画やドラマ、小説などでも問題ありません。フィクションは本来の歴史とは異なる部分がありますが、「歴史の大きな流れ」と「登場人物」は大きく外れることは無いので、全体像をつかむのに非常に有効です。

これらの方法でおおまかな流れを理解したら、問題集に取り組むとよいでしょう。一つ一つの用語や出来事を、時代の流れと合わせて思い出せるかを確認しましょう。

公民

公民は中学3年生の夏以降に学習することをおすすめします。

高校受験における地理・歴史・公民の中では、公民が最もボリュームが少ないため学習しやすい分野です。特に、日頃からニュースなどを見ておくと、「国会」「衆議院」「裁判所」などの言葉も身近に感じることができます。

受験生になってから学習する単元のため、毎日の復習をしっかりと行いながら問題演習をしていくことが大切です。公民が苦手になってしまうと、受験までの期間がないため、克服することが大変です。苦手になる前に手を打てることがベストでしょう。

注意点としては、予習には力を入れないことです。予習は復習に比べてかなり効率が悪いです。わざわざ先生に教えてもらえる内容を一人で予習する必要はありません。学校で学習した内容を繰り返し復習するほうが、はるかに効率がいいのです。そのため、毎日の授業の復習をしっかりと行うと、苦手にならずに進めることができます。

みなさん「社会」という科目はどのような特徴があると認識していますか?

「暗記量が多い」、「歴史や地理など学ぶ範囲が幅広い」などの印象があるのではないでしょうか。

皆さんが今頭に思い浮かべた認識はほとんど間違っていないです。社会という科目は他教科と比較すると暗記量が多く分野が多岐に渡るという2つの特徴があります。

『覚えることが多くて嫌だな』と思っている方もいるかもしれませんが、この2つの特徴があるからこそ、本番の試験で逆転出来る可能性があるのです。

本棚にある本をイメージしてもらうと分かりやすいのですが、社会は多くのトピックが独立している場合が多いです。つまり暗記の量が多い社会ですが、仮に1年生の日本史の内容をきちんと暗記出来ていなくても2-3年で習う内容は理解することが可能です。一つ一つの単元が比較的独立している場合が多いので、テスト勉強を行う際も範囲を絞りやすいです。積み上げ型の数学や英語に比べて、事前に詰め込むことも可能なので比較的点数をあげやすい科目と思ってください。

国公立の試験では、「歴史」「地理」「公民」の3分野が出題されます。それぞれの勉強法は少し違ってきますが、共通して言えることは「機械的に」覚えるのではなく、「背景や年代なども把握」して一緒に覚えることがポイントです。それぞれの勉強法についてご紹介します!

1. 歴史の勉強法

歴史の知識を頭に入れる上で一番重要なことは、流れを掴むことです。地理と公民とは違い、その事柄の背景や時系列なども頭に入れて理解することでより暗記しやすくなるからです。

先述したように歴史を暗記する上で重要なのは、流れを掴むことです。流れを掴むための一番手っ取り早い方法は年表表を作成し、事象を時間の流れに沿って覚えることです。時間軸に沿って事象を整理する際に、以下の5つのポイントに着目しながら抑えてみてください。

  1. 何が起こったのか(事象そのもの内容)
  2. 誰が起こしたのか、(人物)
  3. どこで起こったのか(場所、位置関係など)
  4. なぜ起こったのか(過去の事件との関係性なども絡めて)
  5. どのようにして起こったのか(方法など)

この5つのポイントを抑えるだけでも大分当時の背景や流れを掴むことが出来ると思います。年表表に沿ってこれらのことを抑えてみてください。まとめ用のノートを作成してもいいですし、年表表に書き込む形で合体させても構いません。あなたが見やすい、覚えやすいと思う方法を取ってみてください。

2.地理の勉強法

次に、地理の勉強法について解説していきます。実際の受験では、地誌について問われる問題が多く出題される傾向にあります。この地誌については苦手意識をもたれる方が多いですが、その土地の特徴やイメージを掴むを覚えやすくなります。地理の分野は、覚えようとするとキリがないですし、いくらでも問題を作ることが出来るのです。多様な問題形式に上手く答えられるようにするためにも、地域の特色やイメージを掴むことに注力しましょう。また、地理では図表問題を出題することもあります。図表問題は暗記力よりも読み込む力を試されるので、解き方や点数を取るコツを掴む必要があります。

1.地名と地図上の位置を覚える

まずは、地名と地図上の位置を覚えましょう。漢字名と呼び方を覚えたら、地図を

見てどの方角、地方、県などに位置するのか確認してください。

2.派生させた情報も一緒に覚える

地名と位置を覚えたら、その地域の事柄についての情報も一緒に覚えてしまいましょう。一見、暗記量が増えて大変そうに思えますが他の情報と紐付けすることで様々な問題に幅広く対応することが出来るので、結果的に楽に点数を稼ぐことが出来ます。気候、農業・工業など他の情報も覚えることで、その地域をイメージしやすくなるので脳にも定着しやすくなり、一石二鳥です。

例えば、「瀬戸内工業地帯」について暗記を行うとします。瀬戸内工業地帯は「古くから造船業や繊維工業が盛んで、現在では化学工業が盛ん」と覚えてもいいですが、これだと記憶に残りにくいと思います。そこで、瀬戸内工業地帯について以下の情報を追加して覚えてみてください。

  • 瀬戸内海に面していて、工業地帯に適している
    • 内海で波が穏やかだから船が停泊しやすい
    • 港から船で原料を運搬(輸入)できる
  • 造船業、製鉄業などが盛んだった、石油コンビナートができて化学工業が発展した
    • 船で原油・鉄鉱石・石炭などを輸入できる
  • 繊維工業が盛んだった
    • 綿花栽培に向いた気候で明治までは栽培していた
    • 船で良質な綿を輸入できる

どうでしょうか?最初よりも大分イメージがつきやすくなったと思います。一問一答形式で暗記を行うだけでなく、それに派生した情報も一緒に覚えることで”紐付け”が出来るので、結果的に覚えやすくなります。是非試してみてください。

図表問題の勉強法

図表の問題を解く際に意識して欲しいことは、この図表は「何を表していて何を伝えたいのか」ということです。図や表を元に読み取る問題が多い様に、図表問題はその意図が理解出来ているかの確認をする問題が多いです。ですので、まずは問題を解いてみて自分がその図表をどれだけ理解出来ているのかチェックしてください。間違えた問題に関しては、どのように考えたら正解に辿り着けたのか、どの情報をチェック出来ていなかったのかに着目して解説を読みながら確認する作業を繰り返すことが重要です。

3.公民の勉強法

最後に公民の勉強法について紹介していきます。公民は社会の科目の中でも最も日常生活の中で馴染みがあり、最も役に立つ分野だと思います。選挙制度だったり、少子化の問題、バリアフリーなどニュース等でも見かける事象を扱うので、親近感を抱きやすいですよね。

ただ、学校だと中学3年生になってから習う分野ですので、駆け足で進んでしまうことがあります。公民も入試でしっかりと出題されるので、勉強法を確立して高得点を狙いましょう。また、面接を実施している高校では時事問題について聞く所もあるので常に新しい情報をキャッチ出来るようにテレビや新聞などから日常的に情報を取り入れてください。

公民の分野は多岐に渡ります。まずは、システムや流れをイメージ出来るようにしましょう。公民では、難しい語彙(例えば、弾劾裁判、違憲立法審査権など)も出てくるので言葉そのもを暗記するのではなく、それがどのような働きをするのかについて知って覚える必要があります。

次に、細かい数字を覚えることに着目してください。例えば、参議院についてシステムや関係性を理解したらそれに加えて定員数は何人なのか?といった具合です。公民は様々な情報が頭の中で錯綜してしまう場合があるので、それを防ぐためにも図や絵を書いて自分の中で噛み砕くこともオススメします。

今回のコラムでは高校受験に向けた社会の勉強法について、「歴史」「地理」「公民」の3分野に適応した勉強法をご紹介しました。

中学や高校の社会は暗記科目です。そのため、暗記が得意かどうかで点数が大きく左右される傾向にあります。社会が苦手という子供は、そもそも暗記の仕方がわからないということが多いです。社会で安定した点数を獲得するためには、まず暗記の仕方を習得することが何より大切になります。また、さらなる高得点を目指したいなら、時事問題や記述式問題の対策にも目を向ける必要があります。そこで今回は、社会の点数を効率的に上げるための暗記術や、時事問題などの対策法、それから普段の授業における心構えなどを解説し、保護者として子供のために何ができるかについて説明していきます。

ポイントは暗記!社会の勉強法の基礎知識

たとえば、数学や国語などといった科目は、単に知識があるだけでは問題に答えることはできません。数学では計算式を応用する力が求められますし、国語では文章から作者の心情を理解するという読解力が要求されます。そのため、計算式を暗記したり、漢字を覚えたりするだけでは高得点は狙えません。一方、社会で出題される問題は、知ってさえいれば答えられるものがほとんどです。社会の試験問題では、歴史的な事件が起こった年号や、ある出来事に関わった人物の名前を答えさせるようなものが中心となります。つまり、社会で高得点を狙うためには、教科書の内容を暗記しているか、授業で習ったことを覚えているかどうかがカギを握っているのです。

もちろん、社会にも記述式の問題が出題される場合があるため、暗記さえしていれば十分というわけではありません。難しい問題になれば、知識をさらに応用するような能力も求められるでしょう。ただ、社会の勉強法の基礎はあくまで暗記だということは確かです。そして、内容をしっかり暗記して頭に定着させるためには、勉強時間をしっかりと確保して、まず覚えられる量を物理的に増やしていくことが重要です。難問に対応するためにも、まずは暗記をマスターすることが基礎になります。

効率的に暗記ができる社会科の勉強法

暗記が重要だからといって、やみくもに教科書の内容を覚えようとしてもなかなか難しいものです。暗記は単純作業と思いがちですが、実は物事を覚えるのにもコツがいります。社会に暗記が大切だとわかったら、次は暗記の効率を高める勉強法について考えてみましょう。

教科書を声に出して読む

社会の教科書を読む場合、普通は黙って文字を目で追っていくものです。ただ、実は暗記力を高めるためには、文字をひたすら目で追うだけでは効率が良いとはいえません。人間の脳は黙って文字を追うよりも、声に出して音読したほうが効率的に内容を記憶できるといわれています。これは声に出して読むことで、脳のいろいろな部分が刺激され、細胞が活発になりやすくなるためだとされています。また、一度覚えたことを繰り返し覚え直すことも暗記にとっては重要です。社会の勉強をする際は、教科書の同じところを何度も音読するというやり方が効率的です。特に歴史では、出来事を時系列で覚えることも重要になるため、音読しながら勉強することで歴史の流れを学ぶことにもつながります。

教科書準拠のワークを使う

学校の定期テストに出題される問題は、ほとんどが授業で使っている教科書や資料集からピックアップされます。そのため、定期テストで高得点を目指すなら、授業で用いている教科書を読み込むことが重要です。ただ、公立高校の入試も教科書の範囲から出題されることはほとんどありません。そのため、定期テストから高校入試まであまねく網羅するためにも、社会の勉強では教科書準拠のワークを使って学習する方法が最適だといえます。

解答を見ながらやる

ワークは基本的に暗記した内容をしっかり覚えているかどうかを確認するためのものです。そのため、ワークに取り組む際は、解答を見ながら進めていくのが基本です。問題を見て答えが頭に浮かんだら、すぐに解答を見て合っているかどうかをチェックします。もし答えがすぐに浮かばないなら、それは基礎となる暗記がしっかりできていないという証拠です。ワークをやってみて正答率が低いという場合は、知識がしっかり定着していない可能性が高いので、もう一度じっくり教科書を読み直して内容を頭に入れていきます。これを繰り返しおこなうことで、覚えたことの確認と暗記した内容を忘れないようにすることがワークの目的です。

ちなみに、ワークは何度も使うことになるので、答えを解答欄に直接書き込むのではなく、ノートなどに書くようにしたり、コピーを用いたりすると良いでしょう。子供が手間なくワークに取り組めるように、保護者がコピーをあらかじめ用意してあげるなどしておくとさらに良いです。

繰り返し解く

社会の勉強法で最も大切なのは、何度も反復して勉強するということです。一度覚えた内容も、すぐに忘れてしまっては意味がありません。それを防ぐのが反復練習です。ワークに取り組む際も、繰り返し挑戦していくことがカギとなります。まずはワークの問題を最初から解いていき、答えられなかった問題や間違った解答をしてしまった箇所を確認していきます。その上で、あらためてもう一度ワークを最初から解いてみましょう。その際は、最初の挑戦で不正解だったところだけを解くようにします。これを何度も繰り返しおこない、全問正解できるまで取り組み続けます。何度も反復して勉強することで、知識の定着を狙うのがこの勉強法の目的です。全問正解できるようになったら、最初からすべての問題を答えていき、しっかり解答できるかどうか確認しましょう。

中学校の社会の攻略法!おすすめの勉強法とは?

中学校の社会科でも、やはり基本となるのは暗記です。基礎的な範囲が中心となるので、まずは教科書や教科書準拠のワークを使って暗記に取り組むことが主な勉強法となります。ただ、暗記はともすれば単純作業に陥りがちです。ノートに書いたり、声に出して読んだりなど、なるべく単純作業にならないように気を付ける必要があります。また、勉強する環境を整えることも効率的な学習のためには重要です。子供によっては、1人で机に向かっていたほうが集中できる場合もありますし、生活音のあるリビングで勉強したほうが集中しやすいということもあります。暗記の効率を高めるためにも、子供の性格を見極めて、勉強に集中しやすい環境を作って上げることが大切です。

高校の社会の攻略法!おすすめの勉強法とは?

高校の社会の勉強も、するべきことは中学までと大きく変わりません。しっかり腰を据えて、暗記を中心に勉強に取り組むことが成績アップの秘訣です。ただ、高校の社会科は中学までと違って内容が細かくなる点は注意しなければなりません。歴史は日本史と世界史に分かれますし、公民も政治経済や倫理、現代社会などと細分化されます。つまり、学習するべき範囲が大きく広がるのです。より細かい部分まで暗記しようとすれば、その分だけ勉強量も増やさなければならないでしょう。

また、内容が細分化されるということは、より深いところまで掘り下げて学習する必要があるということです。内容が複雑になり、勉強の難易度も上がります。記述式問題なども出題されることが増えるため、暗記しているだけでは追いつけなくなってしまうこともあります。そのため、中学よりも多くの勉強時間を確保することが高校社会の攻略には欠かせません。

社会科の勉強法のポイント

社会が苦手だという人の中には、もちろん暗記が得意でないという人もいるでしょう。しかし、もっと根本の原因は、そもそも社会に興味がないという点にあります。暗記が苦手という人でも、興味のあることならすぐ覚えてしまうものです。自分にとって興味のない事柄というのは、まず頭の中でイメージを膨らませることができません。そうなれば、用語を覚えることはできたとしても、ある事件の背景や全体像までをも理解することはできず、どんな歴史的な大事件も単なる記号や事実の羅列となってしまいます。それでは、ますます社会に対する興味を失い、この科目への苦手意識が生まれてしまうでしょう。

もちろん、いきなり社会に興味を持てといわれても、それは簡単なことではありません。ですから、まずは社会に対するイメージを膨らませることから始めてみると良いです。たとえば、歴史であれば、図書室などにある歴史の漫画を読んで興味のきっかけをつかんだり、歴史の流れや全体像を把握したりすると無理なくイメージを膨らませられます。また、公民は実際に社会で起こったことを扱うことが多いので、消費税の話題など自分にも身近なところから調べていくと意欲的に取り組めるでしょう。地理などの科目も、地図の形から都道府県の特徴を覚えるなど、連想ゲームのように学習していければ興味を持って学習できるかもしれません。

実は間違った勉強法?社会のノートのまとめ方と注意点

社会の勉強では、実は間違った勉強法をしてしまっている人も少なくありません。特に授業のノートの取り方は、勉強の効率を高めるうえで非常に重要です。ノートのまとめ方のコツや、まとめる際の注意点をしっかり理解しておきましょう。

板書以外にも自分の意見や疑問点を書き込む

授業中は黒板に書かれたことをノートに丸写ししている子供が多いものです。しかし、板書をただ写しているだけでは、効率的に勉強できているとはいえません。ノートは後で見返して復習するために書くものです。しかし、板書を漏らさず書き写そうとすると、つい写すことだけに集中してしまいがちです。その結果、そのとき先生が言っていたことを聞き漏らしてしまったり、写すことに集中するあまり、後で見返したときに授業の流れや全体像を思い出せなくなってしまったりします。

ですから、授業を受ける際は、むやみと板書を写すのではなく、そのとき先生が言っていたことや、自分が疑問に思ったことなども合わせてノートに書いておくことが大切です。こうすることで、より集中して授業に臨むことができるようになり、後でノートを見返したときも授業で聞いたことをしっかり思い起こしながら復習できるようになります。そのためにも、ノートを取る際に書き方に工夫を凝らしてみると良いです。ノートの左側は板書を、右側は先生の発言や疑問点などを書くようにするとうまくまとめられます。カラーペンを使うやり方も有効で、赤は記憶を定着させやすい色だといわれています。重要なことは赤ペンを使うようにし、注意したいことは黄色いペンを使うなど、カラーペンを駆使したノートの取り方もマスターしてみましょう。ただ、カラフルにしすぎると後で見づらいので、カラーペンは3色程度に収めておくのがコツです。

テスト前にまとめノートを作らない

社会のテストはとても範囲が広い傾向にあります。そのため、テスト前に範囲をすべて確認しようとすると、勉強の効率がとても悪くなってしまいます。テスト直前にまとめノートを作ろうとする人も多いですが、広い範囲をノートにまとめようとすれば膨大な時間を費やすことになってしまうでしょう。ですから、社会のテスト勉強にまとめノートは必要ありません。まとめノートを作らなくても、すでに要点が絞られているワークを使えば事足ります。むしろ、まとめノートを作るとそれだけで満足してしまい、社会の勉強でもっとも重要な暗記に時間を割くことができなくなってしまいます。もし、どうしてもノートにまとめたいのであれば、まだ知識が定着していない部分を復習する場合などに限っておこなうようにしましょう。

社会科の種類別の勉強法

社会では教科書を読み込んで内容を暗記することが重要ですが、それだけではさまざまな種類の問題に臨機応変に対応することは難しいといえます。時事問題や記述式問題が出題されることもあるため、そのような問題形式にも対応できるような勉強法をマスターする必要があります。

時事問題

社会のテストには、そのとき話題になった時事問題なども出題されることがあります。こうした問題に答えるためには、教科書を暗記しているだけでは足りません。時事問題はそのとき世の中に起こったことから出題されます。そのため、日頃からニュースや新聞などにも関心を持っておくことが一番の対策になります。時事問題はまとめて勉強できるものではなく、日々の生活の中でいろいろな情報にアンテナを張っておくことが最も効率的です。ニュースや新聞をこまめにチェックしたり、スマホでネットニュースを閲覧したりする習慣をつけておくと良いでしょう。

ただ、時事問題にも出題の傾向というものがあります。この傾向を把握することも対策のひとつです。たとえば、テストの前に首相や外国の大統領が変わったりすると、その政治家の名前などが出題されることがあります。新しく施行された法律や、新規に登録された世界遺産やノーベル賞の授賞者など、近い時期に起こった大きな出来事は出題されることが多いので関心を払っておくと良いでしょう。もちろん、社会の勉強の基礎である暗記がおろそかになっては元も子もありません。時事問題は時間があるときや、ちょっとした手すきに確認するのが基本です。保護者がニュースなどを見ながら知識の手助けをしてあげられるとより良いでしょう。

記述式問題

社会の記述式問題は、思考力や応用力を見ているわけではありません。あくまで内容をしっかり理解できているかどうかの確認として出題されます。ですから、記述式問題の対策も、するべきことは教科書をしっかり覚えるということです。実際、社会の記述式問題は、内容をしっかり暗記していなければ答えられないものばかりです。問題文をしっかり理解して、それを自分の言葉で答える能力が求められます。記述式対策のためにすることは、まずしっかり教科書の内容を暗記すること、それから自分の言葉で答えを書くことに慣れることです。

そのためには、実際に記述式問題を解いてみるのが一番の対策になります。実際に解いてみると、内容は理解できていても、それを自分の言葉に変換できないことに気付くこともあります。何度も繰り返し問題を解いてみて、覚えたことを頭の中でまとめて、文章に起こせるという能力を身に付けることが大切です。”

社会の勉強法は暗記で基礎を固めていくことが基本

社会では、算数のように問題を計算式に当てはめて答えたり、国語のように登場人物の心情を読み解いたりする必要はありません。覚えた知識をそのまま取り出せるかどうかが成否を握ります。つまり、暗記さえマスターすれば高得点を目指すことも決して難しくはないのです。暗記という基礎がしっかりできていれば、あくまで知識が求められる記述式問題も怖くはありません。そのためにも、いかに暗記という勉強法を効率よくこなせるかが重要です。