入試教科は算数・国語・理科・社会の4教科。
算数・国語が各150点、理科・社会が各100点の500点満点。
算数では難しい計算と見せかけて、工夫すれば簡単に解けそうな問題。
計算順序に注意するだけでよい複雑な問題。
□に入る数字を答える問題。
といったよくある計算問題が出題されますので、うっかりミスに気を付けて確実に点を稼ぎましょう。
またカレンダーの曜日問題、食塩水の濃度問題、連続する数字の問題など、基本的な問題は確実に正解できるよう仕上げておきましょう。
また規則性の問題や折り返した図形問題などもよく出題されますので、同じパターンの問題をしっかり解いて慣れておきましょう。
その他は特殊なルール、法則を用いた問題も出題されるため『考える』ということを普段から意識しておくことが大事です。
また問題文を読んで短時間で理解する文章力や、解く問題・捨てる問題の取捨選択の判断力も重要になってきます。
令和5年試験
第1学年 160名(男子100名、女子60名)
令和5年3月 小学校卒業見込みの児童。原則として、保護者のもとから通学できること。
WEB出願受付期間 |
令和4年12月1日(木)9:00~令和5年1月4日(水)23:59 |
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入学検定料 | 20,000円 |
出願書類 | 受験票は印刷し、当日持参してください。 |
試験日 | 令和5年1月14日(土) | ||||||||||||
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試験会場 |
福岡大学附属大濠中学校・高等学校(校舎棟) (試験会場の下見は、1月13日(金)15:00~17:00です。ただし建物内に入ることはできません。) |
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選考方法 | 筆記試験(4教科・500点満点) | ||||||||||||
試験時間割・配点 |
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令和5年1月17日(火)9:00
下記の期日までに所定の手続きをしない場合は、入学を辞退したものと見なします。
一次手続 |
合格者は1月17日(火)9:00~1月23日(月)16:00の期間内に「クレジットカード」「ペイジー」「コンビニエンスストア」から希望の納入方法により入学申込金(100,000円)を納入し、手続きを終えてください。 期日までに手続きがない場合は、入学の意志がないものと見なします。 |
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二次手続 |
一次手続後、1月26日(木)16:00までに特別教育充実費(200,000円)を「クレジットカード」「ペイジー」「コンビニエンスストア」から希望の納入方法により納入し、手続きを終えてください。 |
(第1回)1月28日(土)14:00~
(第2回)3月4日(土)14:00~
体育館棟3階アリーナ
授業料 | (月額) 33,000円 |
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教育充実費 | (月額) 10,000円 |
施設整備費 | (月額) 3,000円 |
校友会費 (入会金1,000円) | (月額) 500円 |
保護者会費 | (月額) 2,700円 |
修学旅行積立金 | (月額) 8,000円 |
ICT充実費 | (月額) 2,810円 |
月額合計 | 60,010円 |
課外研修費 | (年額) 40,000円 |
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その他預り金(教材費他) | (年額) 20,000円 |
入学試験および入学手続きにおいて、ご提供いただいた個人情報は、「学校法人福岡大学個人情報保護規程」に則り厳格かつ適正に管理いたします。
年度 |
志願者(人) |
受験者(人) |
合格者(人) |
入学者(人) |
合格最低点 |
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2022(令和4)年度
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男 | 686 | 658 | 299 | 111 | 309 |
女 | 438 | 428 | 160 | 65 | 315 | |
2021(令和3)年度
|
男 | 607 | 590 | 309 | 97 | 291 |
女 | 409 | 395 | 182 | 77 | 311 | |
2020(令和2)年度
|
男 | 663 | 654 | 324 | 100 | 330 |
女 | 423 | 416 | 187 | 63 | 330 | |
2019(令和元)年度
|
男 | 723 | 704 | 334 | 105 | 277 |
女 | 488 | 480 | 182 | 70 | 284 | |
2018(平成30)年度
|
男 | 601 | 592 | 337 | 111 | 269 |
女 | 398 | 395 | 177 | 68 | 289 | |
2017(平成29)年度
|
男 | 608 | 586 | 341 | 95 | 271 |
女 | 444 | 439 | 183 | 70 | 296 | |
2016(平成28)年度
|
男 | 609 | 598 | 364 | 100 | 269 |
女 | 388 | 384 | 181 | 66 | 284 | |
2015(平成27)年度
|
男 | 599 | 589 | 367 | 105 | 270 |
女 | 449 | 447 | 205 | 66 | 303 | |
2014(平成26)年度
|
男 | 655 | 650 | 392 | 104 | 291 |
女 | 392 | 389 | 186 | 68 | 307 | |
2013(平成25)年度
|
男 | 684 | 678 | 408 | 89 | 292 |
女 | 411 | 409 | 192 | 61 | 308 | |
2012(平成24)年度
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男 | 664 | 659 | 404 | 85 | 293 |
女 | 394 | 391 | 153 | 60 | 320 | |
2011(平成23)年度 | 男 | 715 | 705 | 422 | 99 | 294 |
女 | 403 | 393 | 152 | 66 |
307 |
大濠中学校公式ホームページより抜粋
福岡大学附属大濠中学校・高等学校 | |
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北緯33度34分52.6秒 東経130度22分37.3秒座標: 北緯33度34分52.6秒 東経130度22分37.3秒 | |
過去の名称 |
福岡外事専門学校附属大濠中学校 福岡商科大学附属大濠高等学校 |
国公私立の別 | 私立学校 |
設置者 | 学校法人福岡大学 |
校訓 | 博く之を学び、篤く之を行う |
設立年月日 | 1951年(昭和26年)4月13日 |
創立者 | 溝口梅太郎 |
共学・別学 | 男女共学 |
中高一貫教育 | 併設型 |
課程 | 全日制課程 |
単位制・学年制 | 学年制 |
設置学科 | 普通科 |
学科内専門コース |
スーパー進学コース 進学コース 中高一貫コース |
高校コード | 40524J |
所在地 | 〒810-0044 |
外部リンク | 公式ウェブサイト |
ウィキポータル 教育 ウィキプロジェクト 学校 |
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福岡大学附属大濠中学校・高等学校(ふくおかだいがくふぞくおおほりちゅうがっこう・こうとうがっこう)は、福岡県福岡市中央区六本松一丁目にある私立中学校・高等学校。通称は「大濠」(おおほり)もしくは「福大大濠」(ふくだいおおほり)。
1948年(昭和23年)、福岡外事専門学校(現:福岡大学の前身の一つ)校長中村治四郎を中心とする教育界の重鎮が集まり、福岡外事専門学校附属大濠中学校(新制、男子校)設立、1951年(昭和26年)、福岡商科大学附属大濠高等学校(男子校)が設立される。福岡商科大学附属大濠中学校は1958年(昭和33年)3月、閉校となるが、1996年(平成8年)再び開校し、中高一貫教育との並立を開始する。
男女共学を中学は2011年度、高校は2012年度から開始した。
道徳教育を建学の精神とする。学校は福岡市の中心部、大濠公園のすぐそばにある。高校は1学年670名(定員)と県下でも有数の大規模校である。
校舎は福岡県西方沖地震(2005年)などの影響もあって老朽化が進んだことで建て替えが検討され、一時は九州大学六本松校舎跡地への移転も考えられたこともあった。最終的には旧校舎を取り壊した上で、現校舎敷地内に新校舎を建設することが決定し、2010年4月に新しい7階建ての校舎が誕生した。
(高等学校)
(中学校)
学校創立60周年(学校法人福岡大学75周年)のを新校舎・体育館竣工、共学化を期に、自由・自主・自律の基本精神をさらに具体化した校訓が定められた。
舞鶴の図案である。大濠中創立時に学生の意向を求め、応募の中から選定された。黒田長政の築城にかかる福岡城は舞鶴城とも呼ばれたのが由来である。
あり。2008年設立60周年を記念し、「新時代の大濠生のイメージにふさわしい制服」に一新された。冬の制服は以前は明るいグレー色の内ボタン型制服だったが、一新後はボタンを外に出し、色もチャコールグレーの学生服タイプの制服に変わった。夏の制服は白色のポロシャツにチャコールグレーの学生ズボンである。胸元にシンボルマークが入る。かつては黒の学ランであり、学帽も着帽が義務付けられていた。2011年度(中学)、2012年度(高校)より男女共学されたことに伴い、入学した女子生徒の制服が新設された。なお、デザインは中学と高校で異なる。中学校は「セーラータイプ」とし、独自のチェック柄をプリーツスカート・襟・袖口に採用。また、高校は「スーツタイプ」とし、独自の織りのプリーツスカート・ベスト・上着などを採用している。男子生徒の制服については、中学高校で共通となっている。
「教科の学習」「総合的な学習・道徳教育の特設授業」「課外活動・各種行事」を三本柱に、大濠独自のカリキュラムで思考力や感性、忍耐力、体力、徳性を磨いている。
「東大・京大や国公立医学部レベルを目指す、6年間を通したカリキュラム」を編成している。中学は1時限45分×7時限、高校からは0限目が正課授業扱いとなっており、1時限45分×8時間が1日の授業時間である。中学3年から高校の内容を履修する。高校からの入学者とは別カリキュラムで授業が進められる。
「スーパー進学コース」クラスと「進学コース(特別クラス含む)」クラスに分かれる。
中高大連携を年々強化している。
大濠高校には福岡大学の附属高校として、医学部を含め文理を網羅した総合大学である福岡大学への推薦制度がある。
また、福岡大学の施設で、学問分野別の模擬授業(進路研修)、留学生との対話および討論会(国際研修)等が開催されている。
教員の授業交換、教育実習生の受け入れを推進。部活動においても、大学施設の利用や合同の練習および研究が行われている。
福岡大学以外の大学(九州大学など)からも体験授業等が行われている。
1年を通して体育祭、文化祭、芸術鑑賞、講演会、弁論大会、遠足、林間学校、スケート実習、スキー研修、避難訓練、スポーツの日など様々な行事が行われている。中学、高校共通の行事と中学、高校それぞれ独自の行事がある。
体育祭や文化祭などの学校行事は、全て生徒会が運営している。
中学3年次・高校2年次には修学旅行が行われて、中学、高校それぞれが海外あるいは国内など様々な地を訪れている。
体育祭や文化祭などの学校行事は、全て生徒会が運営している。
また、年10回程度、土曜日に土曜講座を実施しており、著名な学者や奏者などが招かれ、講演するほか、AEDの使い方を学んだり、模擬裁判を行うこともある。
行事は年により変更になることもあるが、概ね以下の日程で行われている。
希望者対象に、オーストラリアへの短期海外研修(ホームスティ)、ネイティブ外国人講師による校内語学研修などの語学学習が催されている。また、交換留学も行われている。
中学1年生では希望の部活動に所属することが必修となっている。2年生以降の活動は自由となっている。
本部は大濠高校内にある。支部は全国に及び、関東支部、関西支部、東海支部、筑紫支部、糟屋・古賀支部、福岡市役所支部、福岡大医学部支部など多数ある。
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中学受験では勉強しなくてはいけない教科がたくさんあって、すべての教科になかなか手が回らないと感じている人もいるかもしれません。
理科はその中でも生物、地学、物理、化学と分野が多く、苦手に感じる人も多いと思います。
理科で点数を落とすと危険
しかし、理科で大幅に点数を落としてしまうことは非常に危険です。
理科は知識、思考力ともに求められる教科で、バランスが重要と言えます。
つまり、算数の問題を解く力と、社会のように知識を整理する力、どちらも必要です。
特に社会や国語など文系科目が得意で、逆に理系科目が好きでない人は理科で頑張る必要はないと思うかもしれませんが、そこであきらめてしまうのは少し早いかもしれません。
理科は理系科目が苦手な人でも成績アップできる要素がたくさんあります。
これから説明する勉強法を参考に、勉強を進めてみてください。
理科の特徴
さらに、理科の特徴というと「枝問」が多いことです。
枝問という言葉を皆さんは聞いたことがあるでしょうか。
まず、問題は大問と小問に分けられます。
大問とは文字通り大きな問題のくくりのことで、その大問の下位に来る問題が小問です。
小問は、1問1問が独立した小問集合形式と、それぞれの小問が関連しているものがあります。
この小問において、さらにその下にいくつかの関連した問題が出されることがあり、これを枝問といいます。
枝問の特徴は、問題が誘導型になっていることが多く、いきなり(3)の答えが出せなくても、(1)、(2)と順番に解いていくことで最後の問いの答えが出せる場合が多いということです。
つまり、いくらか知識があれば、ある程度得点できるような仕組みになっています。
算数の場合、枝問ももちろんありますが、いきなり答えを出す問題の場合、一からすべて自分で考える必要があります。
また、国語、社会の場合はほとんどの問題が個々で独立した問題です。
その中で理科は枝問が多い傾向にあり、点数を拾いやすくなっています。
理科が苦手な受験生は確かに多いですが、必ず得点できる問題がちりばめられているので、本番によく問題を読んで解けるか解けないかを判断することは重要です。
以上をまとめると、理科は文系の人も理系の人も点数を稼ぐことができ、完答することができなくても部分点を狙える教科ということになります。
逆に言えば、理科で大きな失点をすることはライバルとの差がついてしまい危険です。
それでは、これから詳しい理科の勉強法について解説していきます。
理科の各分野について
理科は生物分野、地学分野、物理分野、化学分野の主に4分野に分けることができます。
ややこしいのは、これらの4分野それぞれで勉強法が異なってくるということです。
まず、すべての分野において同じように勉強しているという人は、今一度その勉強法を見直した方がいいかもしれません。
例えば生物分野については、知識量がカギとなってきます。
つまり、細かい情報をいかに隅々まで覚えることができるかが重要です。
一方で物理分野については、問題演習を重点的に行うことが必要です。
このように、分野によって問題の傾向・求められる力が異なるため、対策の仕方(何に力を入れるべきか)も少しずつ変わってきます。
短期間で効率よく理科の成績を上げるには、まずこのことを理解しておくことが重要です。
各分野の詳しい勉強法については、次の章から順に説明していきます。
勉強法の正しい流れをつかむ
なかなか成績が上がらないと悩んでいる皆さん、
・いきなり問題演習をしている
・参考書を読んで終わりにしている
・解答解説を読んで解きっぱなしにしている など…
これらに心当たりがある方はいるでしょうか。
特に焦りが出てくるとこれらの勉強法はついやってしまいがちですが、もし心当たりがある場合は見直した方がいいかもしれません。
多くの場合、勉強には順序が存在します。
まず、知識や原理を覚える「インプット」、次に、覚えたことを使って問題を解く「アウトプット」です。
この順序は中学受験から大学受験、その先まで重要になってきます。
この「インプット」から「アウトプット」の順序を正しく踏まないと、せっかく時間を使って勉強しても思ったように成果が上がらない場合があります。
先ほど挙げた例がなぜよくないのか、勉強の順序という観点からみて説明していきたいと思います。
いきなり問題演習をしている
まず、「いきなり問題演習をしている」という例です。
この場合は、インプットを抜かしていきなりアウトプットに持ち込んでいるのが良くありません。
問題演習が中心のアウトプットは、解法を覚えるということはもちろん、自分が覚えた知識を使うことでその知識を定着させることができるという面もあります。
知識をきちんと覚えきれていないのにアウトプットしてしまうと、知識の定着は見込めず、なぜ間違えたかの分析をしっかりすることもできません。
同じ時間を問題演習に使うのであれば、その前にインプットをしっかりして準備万端にした方が何倍もの効果を得ることができ、最終的に近道になります。
参考書を読んで終わりにしている
次に、「参考書を読んで終わりにしている」です。
この場合は先ほどとは逆で、アウトプットせずインプットだけで終わっているという点が問題です。
インプットだけで終わってしまうと、その時はしっかり覚えたつもりでも1週間、2週間と時間がたつうちに忘れてしまい、もう一度最初から覚えなおす羽目になってしまいます。
いつでも覚えたことが思い出せるようになるには、インプットした後のアウトプットが重要です。
記憶力がいい人ほどインプットで終わらせてしまいがちですが、次のもう1ステップ、問題演習も忘れないようにしましょう。
解答解説を読んで解きっぱなしにしている
最後に、「解答解説を読んで解きっぱなしにしている」です。
これは特に多くの人がやってしまいがちな勉強法ではないでしょうか。
まず、解答解説を読んでいるということから、問題演習、つまりアウトプットしていて間違えてしまった場合の例です。
アウトプットしているというところまではいいのですが、解答解説を読む、つまり情報を得る「インプット」をして終わりにしてしまっていることが非常にもったいないです。
解答解説を読んだら、実際に自分の手を動かしてもう一度同じ問題を解いてみましょう。
解くことができれば問題ないですし、手詰まってしまったらしっかり理解できていないということになります。
自分の理解度を知る上でも、インプット後のアウトプットは非常に重要です。
解答解説を読んだら解きなおしをする習慣を身につけましょう。
以上、「インプット」から「アウトプット」という流れについて解説しました。
このことは誰でも簡単に意識することができると思うので、成績が伸び悩んでいる人は要注目です。
文章と図で覚える
何か覚えようとするときに、どのようにして知識を頭に入れているでしょうか。
最も一般的なのは、参考書などの文章を読んで、理解して覚えるという流れではないでしょうか。
しかし、理科の場合には図を使いながら覚えると、効果的に知識を定着させることができます。
例えば、地学分野の天体は、文章だけで覚えようとするとなかなか難しいと思います。
文章を読んで原理がわかったとしても、いざ問題を解くとなるとそれだけでは太刀打ちできません。
このときに、文章に合わせて図も用いることで、より一層の理解が期待できます。
天体の動きを矢印などで表すことで、文章を読むより速く理解できるというのは想像しやすいのではないでしょうか。
図の使い方としては、図を見る・描く、の二つに大別できます。
まず覚える段階で、図を見て頭に入れることを意識しましょう。
そのためには、なるべく図解の多い参考書などを選ぶことも重要です。
文章だらけだとなかなか頭に入らず、さらに読む気も失せてしまうことがあります。
図が多く載っているものを選ぶことで、記憶に残りやすく、さらに読みやすくなることが期待されます。
次に、問題を解くときやノートまとめなどをするときに、図を一緒に描くことを意識しましょう。
本当に理解できていれば、図を描いて説明できるようになっているはずです。
うまく図が書けないときは理解できていない可能性があるので、もう一度覚えなおしをしましょう。
また、記述問題で図を描くと、採点者にも伝わりやすく、長い文章での説明を端折ることもできます。
問題に応じて、記述の仕方を使い分けることができると、成績アップにつながります。
また、表やグラフを積極的に描くのも良いでしょう。
情報が見やすくなるうえ、実際の入試で頻出のグラフや表の読み取りの練習になります。
これからまとめたい情報は、どのように表すと最もわかりやすくなるか、このことを常に考えることができれば考える力がぐっと向上します。
文章と図で覚える
ここまで、文章に合わせて図を使うことを説明しましたが、図よりも記憶に残りやすいものがあります。
それは実際の体験です。
例えば、顕微鏡を使った微生物の観察や、簡単な化学反応を実際に起こすことでより詳細な記憶がずっと残りやすくなり、ただ本を読むより理解も深まります。
手軽に試すことができるものは、実際にやってみるというのも確実に勉強になるのでおすすめです。
ただし、地層の観察など、なかなか自分でできないものもあります。
そういったものは動画サイトの活用をお勧めします。
動画は体験ほど強烈な記憶にならないかもしれませんが、目と耳を使って覚えることができるので、本を読むだけよりも記憶に残りやすくなります。
体験ができるものは実際に体験を、それが難しい場合は動画サイトなどの活用を検討してみると良いかもしれません。
上記のような勉強法にお悩みの際は、家庭教師の先生にお願いするのも一つの方法です。
参考までに下記のページもご覧ください。
とにかく知識量を増やす
生物分野はほかの分野に比べて、覚えるべき量が多いです。
しかし裏を返せば、たくさん覚えさえすれば点数につながりやすいということです。
覚える量が多く辟易してしまいそうになりますが、演習量を多くこなす必要のある物理などと比べれば比較的短期間での成績アップも見込めます。
もしまだ覚えきれていない範囲があれば、今すぐに覚えるようにしましょう。
その知識が合否を分ける数点分に直結します。
どうやって知識量を増やすかですが、まず参考書や教科書の内容は完璧に把握しましょう。
王道な参考書の内容がすべて頭に入れば、簡単に及第点に届きます。
このとき、本を読んだだけではなかなか覚えられないという人は先に述べたように図を用いるなど、工夫して自分が覚えやすい形を模索してみてください。
また難関校の入試では、受験生に差をつけるような細かな問題が出題されます。
中堅の学校でも、記述である「虫の模式図を書かせるような問題」など、一風変わったような問題が出題されます。
難しめの参考書、問題集を使って対策しておくことも手ですが、普段から図鑑などを見る習慣をつけておくと良いでしょう。
図鑑は勉強している感がなく、自然と知識を頭に入れることができます。
勉強につかれたとき、気分転換としてパラパラめくってみるのもいいかもしれません。
原理の理解を大切に
地学で重い分野といえば、やはり天体でしょう。
天体は、一見同じような問題が多く出題されていると見ることもできますが、甘く見ていると問題が思うように解けません。
天体では、登場人物が多く出てきます。
まず、自分、太陽、月、星です。天体の問題をスラスラ解けるようになるには、これら4つの要素の関係性、さらに個々がどのように動くのかということを把握する必要があります。
これらを理解するために、常に「二つの視点」を忘れず意識しましょう。
二つの視点とは、自分の視点(地球上から見た見え方)と、宇宙からの見え方です。
例えば、地球上からみると月は満ち欠けをしますが、宇宙の中の月という視点で見るとどうなっているでしょうか。
このように、二つの視点からの見え方を考えることで、格段に理解できるようになります。
また、天体の場合は常に図を描くことも忘れないようにしましょう。
慣れてくると頭の中で考えて完結させてしまいがちですが、それだとミスが多く起きてしまいます。
慣れてスラスラ解けるようになっても、簡単で良いので図を使って思考の整理をしましょう。
簡単に覚えられる方法を見つける
地学では、天体のほかに天気、河川、地層などの問題が出題されます。
とくに地層と岩石の範囲は聞きなれないような単語が多く出てきて、それらを答えさせるような問題も頻出です。
しかし、原石の名前を覚えるときに、これまでの説明のように原理を理解して…というわけにはいきません。
岩石の名称には原理も何もなく、ただひたすら名前を覚えるしかありません。
何度も繰り返して覚えるということも大切ですが、覚えるだけにたくさん時間を使ってもいられないので、簡単に覚えることができる方法を模索しましょう。
よくあるのが語呂合わせです。
ほかの教科にも言えることですが、ただ覚えてしまえば良いという内容の場合は、積極的に語呂合わせなどを使っていきましょう。
演習量がものをいう
物理分野で大切なのは、とにかくアウトプット・演習をこなすことです。
物理分野に関しては覚えるべき量というのはそう多くありませんが、その知識をどのように運用するかが求められます。
知識の使い方は、とにかく問題を解いて練習することでしか身につけることができません。
さらに、なるべく速くて正確な計算も、いきなりできるようにはなりません。
計算ミスなく問題を解ききれるようになるために、インプット後のアウトプットを重点的に行いましょう。
また、てこや滑車などの力学分野においては図で解くことを意識しましょう。
ほとんどの参考書でも、これらの分野は図解されていると思います。
その図などを参考にして自分で解く際にも図で整理するようにしましょう。
計算力をあげておく
化学分野においては、計算が多く出題される傾向にあります。
さらに立式も、算数のように頭を働かせる必要のあるものが多いです。
本番で焦ってしまわないように、日頃から計算練習は積んでおきましょう。
せっかく原理や考え方がわかっていても、計算でミスしてしまってはとても勿体ないです。
わかった問題はすべて点数に変換する心意気で勉強に臨みましょう。
また、化学ではグラフの読み取り問題も頻出です。
特にものの解けかたの問題などは、グラフの読み取りに合わせて複雑な計算も要求されるため、同じような問題でも何度か解いて、解き方をマスターできるようにしましょう。
実験の様子を知っておく
近年よく出題されるのが、水溶液の色の変化や燃え方の様子など、実験の様子を答えるような問題です。
問題を解いているおかげで大体の実験の流れはわかっていても、実際に実験して得られるものと比べると大きな差があります。
簡単に実験できるようなものは、ぜひ一度試してみてみると良い経験になります。
実際に実験することが難しい場合は、動画を使って実験の様子を見てみましょう。
実際の様子を目で見て知っておくことで、入試の問題にも難なく対応できる状態に近づきます。
最後に、おすすめの問題集、参考書をいくつかご紹介します。
小学高学年自由自在 理科(受験研究社)
ページ数も多いですが、受験に出てくる事柄をほぼすべて網羅していて、たくさんの図表を使って解説しています。
参考書を読んで覚えるのはもちろん、わからない問題に直面したときに辞典代わりに使うこともでき、参考書として1冊は持っていて損はない本です。
中学入試まんが攻略BON!(Gakken)
まんが形式で理科の事象の仕組みを解説しているため、参考書を読んでもよくわからない、独学で受験勉強をする必要がある人には特におすすめです。
理科は目に見えないものをイメージする必要がありますが、漫画で解説することによって簡単にイメージしやすくなっています。
中学入試よくでるランキング理科(日能研教務部)
この問題集は無駄なくよく出る問題を収録しているため、ある程度インプットが終わった後の問題演習には最適です。
チャック問題もまとめられており、入試直前の確認にも使用できます。
難易度の高い総合問題も収録されているため、幅広いレベルに対応しています。
特進クラスの理科 難関・超難関校対策問題集(文英堂)
難関校を目指している人におすすめの問題集です。
標準的な問題集がある程度解けるようになったら、難しめの問題集にチャレンジしてみましょう。
腕試しにももってこいです。
難関校の過去問を収録しているため、本番と同じような問題で演習をしたい人にもおすすめです。
ちなみに、家庭教師ファーストでは市販の問題集での指導も可能です。
もちろん塾のカリキュラムに沿った指導もできます。
下記のページも参考にしてみてください。
今回は中学受験の理科の勉強法についてご紹介しました。
少しでも参考になればうれしいです。
中受の理科は複雑な考え方やテクニックがたくさん出てくるので、一人で勉強するのが難しい場合もあると思います。
そんな時のためにも身近に頼れる先生がいると頼もしいですね。
わからないことは、すぐ解決して自分の力に変えていってください。