福岡県公立高校入試英語の傾向

平均点の推移について

入試傾向解説(福岡/英語)平均点

はじめに英語の平均点の推移について説明します。
2016年度以降、平均点は徐々に上昇し、現在は34.6点で約6割となっています。英語の重要性が高まる中、難化傾向が予測されますが、実際、リスニング問題の「やや難化」を除けば、例年通りの出題形式となっています。

問題構成と配点について

入試傾向解説(福岡/英語)問題構成と配点

問題構成は例年通り、リスニングを含め大問5つの出題となっています。
全体得点率は57.7% 平均34.6点 となっています。2021年度の得点率は54.7%、平均32.9点でした。
リスニングは得点率が下がっており、例年よりも難化していますが、その他、大問1~4に
関しては、出題形式に若干の変化はあるものの、問題レベルは例年並みとなっています。全体としても
過去5年間では高い正答率であり、出題形式が定着してきたと言えます。

英語4技能別に見る問題構成

入試傾向解説(福岡/英語)4技能別問題構成

近年重視されている4技能をバランス良く、大問ごとに出題している点も大きな特徴と言えます。

今後の勉強法について

入試傾向解説(福岡/英語)今後の勉強法

今後の勉強法について解説します。

リスニング対策をきっちりと行いましょう

CD音源などを活用してリスニングも必ず対策を行うようにしましょう。また口に出して音読することでリスニング力が高まります。実践してみましょう。

長文読解対策

解説をきちんと読みましょう。記述式の問題は学校や塾の先生に必ず添削してもらってください。知らない単語や連語にマーカーを入れて、ノートにまとめることも重要です。

英作文対策

主語・動詞のつながり、名詞の単数、複数に気をつけましょう。大問4の条件英作文は、必ず学校や塾の先生に添削をしてもらってください。書けているつもりでも、実際には思いもよらない部分に減点箇所があるケースがよく見られます。

テストでの実践項目

入試傾向解説(福岡/英語)今後の実践項目

最後に入試本番での実践項目です。

リスニングは必ずメモを取る

時間配分に気をつける

残り5分で見直しができるように、時間を意識して問題を解いていきましょう。リスニングは15分、大問1は5分、大問2は10分、大問3は15分、大問4は5分、そして残った5分で見直しをすることを目安にしてください。

英作文は文型やフレーズのパターンを覚えましょう

入試での英作文は決まった文型やフレーズをパターンとして覚えることで、表現の幅が広がります。書きたいことを漫然と英訳するのではなく、覚えたパターンを使って書きたいことをまとめる方が効率的です。

最後までにあきらめないようにしましょう!

わからない問題に出くわしても、決してフリーズしたり、ダラダラと考えたりしないようにしましょう。わからない問題は、他のみんなもわからないことが多いのです。ただし、解答欄を空欄にせず、1点でも多く貪欲に得点を取ることを意識するように心がけてください。

※この記事は「新教育Vスタ」および福岡の学習塾「エディナ」の調査・分析と監修のもとで書かれています。

 

参照:Vnet

リスニング

全国的に、入試英語でのリスニングの配点は増加傾向です。今後も、配点が増える可能性はありますのでリスニング対策はしっかりと行うべきです。

しかしリスニング力は、すぐに伸びるものではありません。英文や英単語の音読を日々コツコツと行い、少しずつリスニング力を高めることが大切です。

英作文

英作文の配点が増加している都道府県は、あまりありません。その理由として、英作文はどうしても採点者によって差がでてしまい不公平になることや、採点に時間がかかることが挙げられます。英作文の対策をするならば、まずは英単語や文法をきちんとマスターすることです。その上で、過去問に取り掛かるといいでしょう。

ただし、これは自己採点が非常に困難なため、学校や塾の先生に添削をお願いするなど、協力者が必要となります。

文法・語彙

近年の入試英語の傾向として、新しい種類の問題がどんどん出てくることが挙げられます。

次々と出てくる新しいタイプの問題に対応するために重要なのが単語力です。単語が分かると、ある程度の内容が理解できるので対応しやすくなります。

単語力の強化のためには、単語の意味だけでなく、文中でどのような使われ方をしているかまで習得していくことが大切です。単語を学ぶ際は例文もあわせて覚えるようにしてください。

また、新学習指導要領の実施により、これまでは高校で習っていた「現在完了進行形」や「仮定法」を中学で学ぶようになりました。よって、高校入試までに習得しなければならない文法のボリュームは増加しています。文法は早めに取り掛かることが大切です。

長文読解

近年の長文読解の傾向として、文章量の増加や文章パターンの多様化(メール形式・対話形式など)が挙げられます。受験生はスピード感を持って英文を読む練習や、多くの出題パターンに慣れる必要があるでしょう。学校で長文読解をしっかり指導するケースは多くないので、主体的に進めていくことが大切です。

令和4年度福岡県公立高校入試問題

 

令和4年度リスニングテスト

令和4年度解答解説

2019年度福岡県公立高校入試問題英語

試験問題(筆記テスト)大問1

2019年度福岡県公立高校入試英語

試験問題(筆記テスト)大問2

2019年度福岡県公立高校入試英語

入試問題(筆記テスト)大問3及び大問4

解答及び配点

2018年度福岡県公立高校入試英語

入試問題大問1

2018年度福岡県公立高校入試英語

入試問題大問2

2018年度福岡県公立高校入試英語

入試問題大問3及び大問4

高校入試における英語について、覚えることはそれほど多くありません。そのため、基礎をしっかりと学習すれば得点源にすることができます。しかし、進め方を間違えると勉強量のわりに得点がとれなくなってしまうこともあり、注意が必要です。子どもを塾に通わせていない場合、勉強の進め方についての不安や、正しい勉強法が身についているかどうかという心配はないでしょうか。この記事では高校合格に向けて正しく英語を勉強する順番や、具体的な勉強方法について解説します。

高校受験の英語はどのようなものか?

都道府県によって多少の違いはあるものの、高校入試における英語の問題は、主にリスニング、英作文、英文法・語彙、長文読解によって構成されています。これらの項目すべてに対応するためには、英単語、英文法、長文読解、そしてリスニングの4つを、適切な順番で学習していく必要があるのです。

具体的な勉強の順番は次のようになります。

1.英単語を覚える
2.文法を理解する
3.長文読解をたくさん解き、長文に慣れる
4.リスニング問題の量をこなす

単語や文法は長文読解やリスニングよりも必ず先に学習しておかなくてはなりません。単語や文法の理解がなければ、長文読解で何が書いてあり、リスニングで何を話しているのかがまるでわからなくなってしまうためです。

高校受験までのスケジュール
中学3年まで

中学1,2年生の間は基本的には定期テストで点を取るための勉強を心がけましょう。内申は高校受験にも関わってきますし、定期テストで出る内容がきちんと理解できていれば英単語と文法はしっかりと勉強できていると言えるでしょう。逆にはやいうちから長文などを無理に解こうとしてしまうと単語や文法がわからず内容が把握できないため解くのが非常に難しいいです。そうすると結局効率の悪い勉強になってしまうためまずは定期テストの内容における単語や文法といった基礎の部分を大切にしましょう。

中学3年の夏まで

中学3年生になってから夏までは部活が続いている受験生も多いでしょう。そのため、多くの時間を受験勉強に割くのは難しいかもしれません。そのため単語カードなどで隙間時間を利用して勉強すると良いでしょう。また、この辺りから少しずつ長文も初めていくといいでしょう。

中学3年の夏から受験まで

夏を過ぎたら長文をメインに勉強していきましょう。部活も終わり時間を取れると思うのでじっくりと時間をかけて長文を読んでいきましょう。もちろん単語や文法も完璧なのが理想ですが、そう簡単に完璧にはならないと思うので長文をやりながらわからない単語や文法があったら毎回復習するように心がけましょう。また長文に慣れてきたら過去問にもトライしていきましょう。細かい勉強方法などは次の章で確認していきます。

高校受験のための英語の勉強法ステップ1:英単語
文部科学省が作成している学習指導要領によれば、中学校の3年間で覚えるべき語彙はおよそ1,600 ~ 1,800語です。ここでいう語彙とは、英単語、連語、そして慣用表現を指します。しかし、高校入試を乗り越えるためには、およそ2000~2500程度の語彙が必要です。これは英検に照らし合わせるとだいたい3~準2級に該当し(※)、レベルとしては中学卒業程度から高校中級程度の量を求められていることになります。

もちろん、この語彙数は中学1年の頃から既に記憶済みのものを含めた数になります。けれども、覚えなければならない母数が多いことに変わりはありません。そのため、語彙は効率よく、短時間で覚えることが求められます。

単語カードを活用する

英単語の覚え方にはさまざまな方法があります。そのなかでも最もおすすめできるのは単語カードの活用です。単語カードは取り外しが簡単であり、覚えた単語のカードはどんどん外すことができます。そのため、覚えにくい単語のみを残して効率よく反復学習できるというメリットがあるのです。単語カードは、表に日本語、裏に英語を書いて使用します。

単語カードは50語くらいをひとつの単位として一気に覚えるようにしましょう。まずは日本語の意味を見て、英単語が完璧に言えるようになるまでくり返します。このとき、1語あたりの確認にかける時間は2~3秒程度です。時間をかけてようやく思い出せるものというのは、まだきちんと自分のものになっていない証拠。また、単語のみに時間をかけすぎても集中力が途絶えてしまいます。単語50語に対して1語あたりの確認が3秒であれば、3分以内に終わらせることが可能です。もちろん、平行して英語を見ながら日本語の意味を確認することも忘れないようにしましょう。日本語を見て英単語が言えるようになったあとは、実際に英単語を書いてみてスペルのチェックを行うようにします。

このような方法で単語カードを1周します。完璧に覚えられた単語については、カードを外しましょう。そうすると、まだ暗記が曖昧なままのカードのみが残るので、再び先に挙げた方法でもう1周。これを、すべて覚えられるようになるまでくり返します。なお、単語の暗記量が少ない子どもにとっては、単語カードがたくさん必要になるはずです。単語カードは100円ショップやネット通販でも購入できます。子どもが必要になったときに備えてすぐに使えるよう、できれば多めに準備しておくのがよいでしょう。

なお、英単語の覚え方にありがちな方法として、ノートに書きながら覚えるというものがあります。手を動かしながら覚える方法は効果的なように思えますが、単語のみを書くというのは非常に単調な作業であり、ひいては書くことそのものが目的になってしまいがちです。そのため、あまり初期の学習方法としてはおすすめできません。

派生語・類義語も一緒に覚える

ある単語を辞書で調べてみると、いくつもの派生語や類義語が出てくるものです。たとえばwantは単なる欲求を示す単語であるのに対して、hopeでは実現できそうな欲求、wishは実現が難しい欲求を表します。このように、ある英単語を覚えるときには、同じ意味の単語を関連付けて覚える癖をつけておき、複数の英単語を一気に覚えるようにするとよいでしょう。膨大な英単語を身につけるためには、できる限り効率よく覚えられる方法をとることが大切です。

声に出して覚える

暗記のスピードを上げるためには、五感を駆使して覚えるようにするのが効果的です。単語カードを使って覚えていくときには、目で追って意味を確認するだけではなく、実際に英単語を声に出すようにしましょう。そうすることによって、視覚と聴覚のふたつを使って覚えることができます。なお、声に出して単語の音を知ることは、リスニング対策としても非常に大切です。リスニングの内容を理解するためには、単語の意味だけではなく、その音も知っておく必要があります。

もちろん、電車内のように発声が難しい状況では、頭のなかで発音すればよいのです。なお、発音記号を見ても発音がわかりにくい単語に出会った場合は、インターネットで調べるか、音声機能付きの辞書で確認するのがよいでしょう。

高校受験のための英語の勉強法ステップ2:英文法

ある程度英単語の暗記が完了したら、次は英文法に取りかかりましょう。英文法はルールを覚え、その運用をくり返すことで定着します。

受験で必要となる範囲での英文法をまず覚える

日本語にも主語や述語といった文法があるように、英語にも文法があります。もちろん、日本語と英語では語順をはじめとしたルールが異なるので、どのようなルールに基づいて英語が構成されているのかをしっかりと覚えていかなくてはなりません。

たとえばbe動詞を使用した文章の場合、He(彼は)is(です)a teacher(先生)のように、be動詞が主語の後ろにきて述語になり、彼と先生をつなぐ役割を果たします。一方、I(私は)play(する)baseball(野球を)のように、一般動詞を使用する場合も基本は同じです。この場合もplayが主語の直後に並んで述語となり、私が何をしたのかを表します。

単語の順番を含めたこのふたつのルールを、基本としてしっかりと覚えましょう。その後、新たに習ったルールを追加して覚えていくようにします。たとえば、助動詞であれば動詞の直前に置き、動詞は原型にする、といったような具合です。なお、ここでルールを曖昧に覚えてしまうとその後の学習が崩れてしまうので、一度覚え始めた文法については確実に押さえる必要があります。

英文法専用の問題集を活用する

英文法を一通り覚えるために、3年分の教科書を使用するのは非常に効率が悪いといえます。なぜなら、教科書は英語を総合的に学習できるように作られており、英文法のみを抜き出して学習することが難しいからです。そのため、英文法の学習には英文法専用の参考書や問題集を活用するようにしましょう。

もし、be動詞や一般動詞のように、英文法の基礎部分に不安を感じる場合も心配はありません。参考書や問題集は中1~中3の学年別に解説を行うものもあるので、ひとつずつマスターしていくことができます。また、文法がある程度得意だという場合は、3年間で学習する文法内容がまとまったものを活用するのがよいでしょう。

文法を覚えるには、参考書で文法のルールをしっかりと理解し、問題集を解くという、インプットとアウトプットの反復練習がとても重要です。問題集で間違えたものについては参考書を見直し、覚え直したところで再度問題を解くという流れをとり、苦手な項目を徹底的に潰すようにしましょう。

中3の夏までに確実に仕上げる

文法の学習は、遅くとも中3の夏までには確実に仕上げておく必要があります。なぜなら、高校入試の英語においては長文読解が大きな割合を占めており、9月以降はこの学習に時間を割く必要があるからです。当然ながら、単語や文法の理解がなければ、長文読解の問題を解くことはできません。文法の学習が遅れれば遅れるほど、長文読解にかけられる時間は短くなり、結果として英語で思うような得点がとれなくなってしまいます。極端な話として、夏休みにおける英語学習は英文法のみに絞って行い、9月までには確実に理解できるようにする、という目標を立ててもよいでしょう。そのくらいに、文法学習は期限を定めて行う必要があるのです。

高校受験のための英語の勉強法ステップ3:長文読解

英単語と英文法の学習を終えたら、長文読解の勉強に入ります。高校入試において配点の高い長文読解は、絶対に落とすことができません。そのため、受験当日までに少しでも長文対策に時間をかけておく必要があります。

過去問題に挑戦する

これまでに学習してきた英単語や英文法の確認と、長文読解の練習を目的として、いきなり入試の過去問に挑戦してみましょう。長文読解に慣れていない場合、思うような点数をとるのは難しいはずです。しかし、この時点では長文読解の問題そのものの確認も目的であるため、焦る必要はありません。

なお、長文読解専用の問題集ではなく、すぐに過去問を使うことに抵抗がある人もいるでしょう。しかし、過去問はいつか解かなくてはいけないものです。このレベルのものを入試当日に解けるようになっておく必要があるのだと早いうちから理解しておくことは、その後の学習スピードにも影響します。

過去問は書店で購入できるだけではなく、インターネットからも注文が可能です。また、私立高校の場合は、説明会に参加すると学校案内とともに配付してくれるところもあります。9月に入った段階ですぐに取り組むことができるように、夏休み中には直近の問題集だけでも入手しておくようにしましょう。

専用問題集でたくさんの長文読解問題を解く

高校入試の長文読解では、難解な文法を駆使した読みづらい文章が出題されることはほとんどありません。長文読解によく出てくる設問には、文章の整序問題、空欄補充問題、内容正誤問題などがあります。本文と設問の内容を正しく理解できれば、迷うことなく解くことが可能です。もちろん、設問に答えるためには、本文中における解答の根拠を見つけられるようになる必要があります。そのため、設問に対してどのように答えるのか、なぜその解答になるのかを意識しながら、多くの長文読解をこなすことが大切です。

当然ながら、高校入試の当日に出題される英文は受験生が初めてみるものであり、教科書の英文よりもレベルが高いものです。少し英文を読んだことがあるくらいでは、時間が足りなくなってしまうでしょう。初見の英文に怯まずに、きっちりと読解するためには、時間を意識しながら速く正しく読む練習をくり返して行う必要があります。

問題文から読む癖をつける

長文読解をこなすときのひとつのテクニックとして、いきなり本文を読み始めるのではなく、先に設問を3問程度確認しておく癖をつけるようにしましょう。設問が頭に入った状態で読み進めていくと、解答の根拠を発見したときに本文の途中で設問に取りかかることが可能です。そのようにして解答と読解をくり返していけば、一通り本文を読み終えた時点で設問があらかた解けている状態になります。また、仮に文章全体の内容と合致したものを選ぶようなものが出題されたとしても、その内容を意識しながら読み進めることができるでしょう。

本文を先に読んでから設問に取りかかる受験生も多いものです。しかし、このような読み方だと設問ごとに何度も本文を読んで解答の根拠を探すこととなるので、非常に時間がかかります。場合によっては最後の問題までたどり着けない可能性もあるので、おすすめできません。できるだけ本文を読み返す時間を短縮するために、先に設問を目にして、本文を読みながら設問を解く練習をしましょう。

高校受験のための英語の勉強法ステップ4:リスニング

高校によっては問題全体の2~3割をリスニングが占めることもあります。そのため、どんな志望校でも対応できるよう、リスニングの対策はしっかりと行わなければなりません。長文読解の勉強がある程度進んできたら、並行してリスニングの勉強にも力を入れ始めます。

リスニングは長文読解と同じく、単語や文法の理解がなくては聴き取ることができません。しかも、目で追って読み進める長文読解とは異なり、耳で聴いたものをそのまま理解する必要があります。つまり、単語を知っていてもその音を知らなければ、何を言っているのかわからない、という状態に陥ってしまう可能性があるのです。

リスニングのポイントは、とにかく英語の音に慣れることです。そのため、まずは問題集に付属しているCDなどを活用して、何度もくり返し聴くようにします。聴いて内容が完全に理解できるようになった英文は、音声と同じスピードで同じように発音してみましょう。自分で発声することによって、耳はさらに英語の音に慣れていきます。なお、意味を理解しながらくり返し音読することは、英語力を向上させ、結果として長文読解にも役立つ練習法です。

高校受験の英語の勉強は先生の協力も不可欠
入試英語の学習を進め、過去問や模試を解いていくと、ときには解答や解説を見ても理解できないような設問に出くわすことがあります。このような場合、なぜ間違えたのかを確認してもう一度解き直すことになりますが、それでもわからない場合は英語の先生の協力を仰ぐようにしましょう。何がわからないのかを明確にしてから質問に行き、納得できるまで解説してもらうことによって、つまずいたポイントを克服することができます。

もちろん、英語の先生の協力は添削が必要な英作文にこそ、最も効果的といえるでしょう。英作文はいくつかの文章のパターンを覚えておき、そこから借りてきて作るのが一般的です。しかし、設問によっては何パターンも書けてしまうので、模範解答と自分の解答が一致しないことも少なくありません。何よりも、自由英作文のような出題に対しては、正誤判断がより困難になります。英語の先生が見れば、正誤判断はもちろんのこと、自分が知らなかった言い回しを含めて添削してもらうことが可能です。書いた内容に対してはどんどん添削してもらい。間違ったポイントをひとつずつ潰していくようにしましょう。