平均点の移り変わりを見てみましょう。2018年度に急に平均点が下がっています。この年は試験時間が各科目5分ずつ伸びて、国語は大問数が4から5に増えた年でした。形が急に変わったことに戸惑った受験生が多かったため、平均点が下がってしまいました。これ以降の年については、新しくなった問題構成に慣れてきたので、平均点は高めに推移しています。実は2020年度も少しだけ問題構成の変化があったのですが、よく見れば大問の順番が入れ替わっただけで、ほとんどの受験生が対応できたため、平均点は高くなっています。
ここで覚えておいてほしいことは、傾向が大きく変わったときは「一瞬驚いたけど、よく見るとそんなに難しくないじゃないか」と気持ちを切り替えることです。入試本番では何があっても動揺しないことが大切です。たとえ傾向が変わっても、あわてず気持ちを切り替えて取り組んでください。
傾向が大きく変わった時は「解けないのは自分だけじゃない。まわりもみんな解けないんだ」と気持ちを切り替えることです。入試本番では何があっても動揺しないことが大切です。
次に問題の構成について確認します。福岡県は大問4題構成がずっと続いていましたが、4年前から1題増えて5題構成になりました。そのときは大問1が言語事項、2が論説文、3が小説、4が古典、5が条件作文だったわけですが、2020年度入試で少し構成が変わりました。大問は4までしかありませんが、1が(1)論説文と(2)言語事項に分かれていて、大問数も出題された単元も実はこれまでと変わっていませんでした。次に得点率です。大問3に注目してください。比較すると、古典が一番低くなっています。実はこの年に限らず、例年得点率が一番低いのは古典です。皆さんの中にも古典を苦手にしている人がいるでしょう。つまり古典が勝負の大問であるということです。国語で周りと差がつく単元は古典だということを、皆さんぜひ理解しておいてください。
第一に福岡の公立高校入試の過去問を練習しただけで高得点が取れるとは限らないということを覚えておきましょう。大問5題構成で、言語事項関係の問題が独立して出された過去問はまだ3年分だけです。九州の他の県の過去問には、それ以前から言語事項関係の問題が独立して出されているものがあるので、解いておけば対策になります。記述力を身につけるためにも、記述問題の多い私立や九州の他県の過去問を解いておくことはとても大切です。
第二に、古典は苦手な人も多く、毎年のように正答率も低いので、そこで差がつきやすくなっています。ですから、古典の対策に十分な時間をとる必要があります。そのときに大切なのは、本文のあらすじを必ず確認することです。入試の過去問題集についている現代語訳には必ず目を通して、どんな話だったかを振り返るようにしましょう。
第三に15点配点の作文が書けるかが合否を大きく左右します。問題の「条件」を守ることを常に意識して書くようにしてください。資料から問題点や課題を読み取る練習もしっかりしておきましょう。そして、書いた作文は必ず学校や塾の先生に添削をしてもらうようにしましょう。自分ではよい作文を書いているつもりでも、条件を見落としたまま書いていることなどはよくあります。人に見てもらうことはとても大切です。
最後に、入試本番でこれだけは実践しておいた方がよいポイントをお伝えします。
作文は白紙だとマイナス15点です。作文から解答することに慣れていない人もいると思いますが、本番までまだ時間はあります。まず作文から書くことにぜひチャレンジしてください。
大問1を5分、それ以外の大問を各10分で解くのが目安です。作文も10分で書き上げましょう。そうすれば5分間の見直しの時間がとれるはずです。
次の2点に注意しましょう。
①指定語句を忘れずに使う。指定語句を書いていない解答が時折見受けられますが、これは絶対に0点です。そして文末に注意。「なぜ?」⇒「~から」、「どのような点か」⇒「〇〇な点」。というように、文末は必ず設問に合わせましょう。
国語は私立でも公立でも入試の最初の科目です。初め良ければ全て良し。国語で勢いをつけて一気に波に乗りましょう!
※この記事は「新教育Vスタ」および福岡の学習塾「エディナ」の調査・分析と監修のもとで書かれています。
参照:平均点の推移について
入試傾向解説(福岡/国語)
平均点の移り変わりを見てみましょう。2018年度に急に平均点が下がっています。この年は試験時間が各科目5分ずつ伸びて、国語は大問数が4から5に増えた年でした。形が急に変わったことに戸惑った受験生が多かったため、平均点が下がってしまいました。これ以降の年については、新しくなった問題構成に慣れてきたので、平均点は高めに推移しています。実は2020年度も少しだけ問題構成の変化があったのですが、よく見れば大問の順番が入れ替わっただけで、ほとんどの受験生が対応できたため、平均点は高くなっています。
ここで覚えておいてほしいことは、傾向が大きく変わったときは「一瞬驚いたけど、よく見るとそんなに難しくないじゃないか」と気持ちを切り替えることです。入試本番では何があっても動揺しないことが大切です。たとえ傾向が変わっても、あわてず気持ちを切り替えて取り組んでください。
ポイント
傾向が大きく変わった時は「解けないのは自分だけじゃない。まわりもみんな解けないんだ」と気持ちを切り替えることです。入試本番では何があっても動揺しないことが大切です。
問題構成と配点について
入試傾向解説(福岡/国語)大問ごとの構成と配点
次に問題の構成について確認します。福岡県は大問4題構成がずっと続いていましたが、4年前から1題増えて5題構成になりました。そのときは大問1が言語事項、2が論説文、3が小説、4が古典、5が条件作文だったわけですが、2020年度入試で少し構成が変わりました。大問は4までしかありませんが、1が(1)論説文と(2)言語事項に分かれていて、大問数も出題された単元も実はこれまでと変わっていませんでした。次に得点率です。大問3に注目してください。比較すると、古典が一番低くなっています。実はこの年に限らず、例年得点率が一番低いのは古典です。皆さんの中にも古典を苦手にしている人がいるでしょう。つまり古典が勝負の大問であるということです。国語で周りと差がつく単元は古典だということを、皆さんぜひ理解しておいてください。
今後の勉強法について
入試傾向解説(福岡/国語)今後の勉強法
福岡の過去問だけでは足りない
第一に福岡の公立高校入試の過去問を練習しただけで高得点が取れるとは限らないということを覚えておきましょう。大問5題構成で、言語事項関係の問題が独立して出された過去問はまだ3年分だけです。九州の他の県の過去問には、それ以前から言語事項関係の問題が独立して出されているものがあるので、解いておけば対策になります。記述力を身につけるためにも、記述問題の多い私立や九州の他県の過去問を解いておくことはとても大切です。
古典の対策に時間をかける
第二に、古典は苦手な人も多く、毎年のように正答率も低いので、そこで差がつきやすくなっています。ですから、古典の対策に十分な時間をとる必要があります。そのときに大切なのは、本文のあらすじを必ず確認することです。入試の過去問題集についている現代語訳には必ず目を通して、どんな話だったかを振り返るようにしましょう。
作文が合否を左右する
第三に15点配点の作文が書けるかが合否を大きく左右します。問題の「条件」を守ることを常に意識して書くようにしてください。資料から問題点や課題を読み取る練習もしっかりしておきましょう。そして、書いた作文は必ず学校や塾の先生に添削をしてもらうようにしましょう。自分ではよい作文を書いているつもりでも、条件を見落としたまま書いていることなどはよくあります。人に見てもらうことはとても大切です。
テストでの実践項目
入試傾向解説(福岡/国語)テスト実践項目
最後に、入試本番でこれだけは実践しておいた方がよいポイントをお伝えします。
解答は作文から始めよう
作文は白紙だとマイナス15点です。作文から解答することに慣れていない人もいると思いますが、本番までまだ時間はあります。まず作文から書くことにぜひチャレンジしてください。
時間配分に要注意
大問1を5分、それ以外の大問を各10分で解くのが目安です。作文も10分で書き上げましょう。そうすれば5分間の見直しの時間がとれるはずです。
記述問題の注意点
次の2点に注意しましょう。
①指定語句を忘れずに使う。指定語句を書いていない解答が時折見受けられますが、これは絶対に0点です。そして文末に注意。「なぜ?」⇒「~から」、「どのような点か」⇒「〇〇な点」。というように、文末は必ず設問に合わせましょう。
国語は私立でも公立でも入試の最初の科目です。初め良ければ全て良し。国語で勢いをつけて一気に波に乗りましょう!
※この記事は「新教育Vスタ」および福岡の学習塾「エディナ」の調査・分析と監修のもとで書かれています。
参照:Vnet
都道府県や学校によって異なりますが、高校入試の大まかな出題傾向としては、漢字・文法・古文または漢文・長文読解の4つです。まずはこの4分野を勉強することで、点数アップにつながることを覚えておくと良いでしょう。
ちなみに配点の割合が多いのは長文読解です。学校の定期テストであれば教科書に載っている文章から出題されますが、高校入試においてはどんな文章が問題になるのか分からないので、勉強のしようがないと感じてしまうかもしれません。
しかし、国語の長文読解も、本番前にしっかりと対策をしておくことで、点数が取れる部分でもあります。国語に苦手意識がある場合には、長文読解に集中して勉強するのも1つの手でしょう。
どの分野でも着実に点数を獲得していくためのコツを解説していきます。国語力の底上げにつながるポイントを解説していくので、ぜひ参考にしてみてください。
漢字や文法は長文読解とは違い、知識勝負です。漢字や文法はよく知っているという場合にはさほど時間を費やす必要はありませんが、可能であれば少しずつ問題集を解いて覚えていくと良いでしょう。
わからない漢字や文法が出てきた場合には、単語カードを使って暗記するのがおすすめです。例えば、漢字であれば、読みを見て書く・漢字を見て読む、このどちらもできれば完全に覚えている証拠です。わからない漢字を何度も書いて練習する方法もありますが、ひたすら書くだけではただの作業になってしまい、頭に定着しないことも少なくありません。
そこで、単語カードの表裏それぞれに漢字か読み仮名を書いておき、めくりながら勉強していくことで、自然に知識のインプットとアウトプットができます。
慣用句や品詞といった文法も同じように、意味を見て言葉を当てる・言葉を見て意味を言うことの両方ができることが重要なので、漢字と同じように単語カードを使って覚えるのがうってつけです。
古文や漢文についても、きちんと覚えておくことで点数が出やすくなる分野です。例えば古文であれば、長文読解のような形式の文章題が出題されますが、 文はさほど長いものではなく内容も決して難しくありません。
そのため、歴史的仮名遣い・助動詞の意味や使い方・係り結び・古語などを頭に入れておけば、基本的にはスラスラと解けるようになります。古文もいわば暗記ものなので、定着していない内容は、単語カードを使って頭に入れていくのも手です。
そのほかにも、語呂合わせで覚えやすくしている参考書もあるので、上手く活用して学習していくと良いでしょう。
また、漢文は、主に訓読文の漢詩の問題が出されます。最初にマスターしておきたいのが、返り点を見て書き下し文にすること。書き下し文にする問題はよく出題されますし、訓読文のままでは内容が読み取れません。
さらには漢詩の形式・対句や押韻の適用箇所・漢字の読み書きなども出やすい問題です。漢文も暗記が多いので、単語カードや参考書を活用しながら覚えていきましょう。
なお、現代語訳の出題もあるので、問題演習をしながらその都度言葉の意味も確認しておくのがおすすめです。漢文は故事成語の内容が多く、試験に使われるものも限られているため、どんどん問題をこなしていく学習方法が適しているでしょう。
長文読解の大きな特徴は、問題の解答が必ず出題文の中にあるという点です。出題された文章をしっかりと読み解ければ、正解が導き出せます。そのため、「勉強しなくても国語が得意」というケースも多くあります。
長文読解が得意なのは、大抵は本が好きだったり普段から読んでいたりなど、元々長い文章に慣れていて作者の伝えたい結論や登場人物の気持ちを読み取る癖が付いている人でしょう。わざわざ勉強しなくても、自然と読解ができるようになっているのです。
しかし、長文にあまり慣れていないと、まずは出題文を読むのに時間が掛かってしまいます。そこで国語が苦手な場合には、長文に慣れることから始めると良いでしょう。決して受験前にたくさん本を読めというわけではありません。
あくまで入試レベルの長文に触れておけば良いので、練習問題の数をこなしてコツをつかむのがおすすめです。例えば「次の選択肢のうち、間違っている内容を選びなさい」など、出題形式もパターン化されています。設問の方法をある程度把握しておくだけでも問題を解くスピードは上がりますし、自分に合った解き方も身についてくるので、どんどん問題演習を進めていくと良いでしょう。
長文読解の中には、記述で解答する問題もあります。記述問題については選択式よりも配点が高くなるため、確実に点数を取るには押さえておきたいポイントです。
文章で解答するとなると、書き方は人によって異なるため正解が分からないという人も少なくないでしょう。しかし、国語の試験における記述問題の正解は、実はほぼ1つしかありません。なぜなら記述問題の解答も全て出題文の中にあり、本文中からそのまま抜き出すのが正解だからです。
例えば「~~の部分にある『このような』とは、どのような内容を指すか答えなさい」という場合には、設問に書かれている該当箇所よりも前の部分に必ず出てきます。
また「〇〇が△△になる理由を答えなさい」という場合は、設問として抜き出されている内容の後にある、「~~なので・~~だから」などの接続助詞がある部分をそのまま記載するのが正解です。最大のコツは、出題文にある文章を書き換えずに「抜き出す」こと。
あとは設問に合わせて、「なぜ?」には「~だから。~のため。」というように、適切な文末で終わらせれば完璧です。あとは設問をよく読み、正しく句読点を付けることを意識しましょう。
ではここからは高校入試に向けて、時間のムダなく勉強ができる方法をご紹介します。
志望校が決まっているのであれば、その学校の過去問を最低でも3年分は解いておきましょう。もちろん本番で同じ問題が出ることはありませんが、過去問を練習しておけば、各学校の大まかな出題パターンがつかめてくるようになります。
入試問題に慣れる意味でも、本番までに過去問での問題演習をしておくと良いでしょう。また書店などで販売されている問題集の中には、全国の公立高校入試の過去問を集めたものもあります。さまざまな試験問題を経験してみたいという場合に活用してみるのも1つの手でしょう。
前の項目にあるように過去問を解いて勉強していくと、自分の苦手な部分がだんだんと明確になってきます。国語の試験のどの分野もまんべんなく解けるのであれば問題はありませんが、明らかに差がある時には、不得意な部分だけ集中的に対策したほうが時間のムダがありません。
文法・古文・長文読解といったように各分野に特化した問題集がたくさん出ているので、とりあえず得意なものは後回しにして苦手意識を克服したほうが、確実な点数アップが狙えるでしょう。
自宅で勉強していると忘れてしまいがちですが、受験当日は限られた時間の中で問題を解いていかなければなりません。本番を想定した練習のためにも、入試と同じ時間内での問題演習もしておきましょう。
どの出題に、どれくらいの時間が掛かるのか自分の中で把握しておくことで、受験前に適切なペース配分ができるようになります。特に長文読解では問題文を読むのに時間を取られがちなので、きちんと解答まで辿り着けるスピード感をつかんでおくと良いでしょう。
本番ではどうしても不安や焦りを感じてしまうものですが、少しでも心を落ち着かせるためには、模擬練習を含んだ万全の準備をしておくのがおすすめです。
この章ではまず、「効果的だ」と言われている勉強法の注意すべきポイントについて説明します。
また、よく勘違いされがちなことについても解説していきます。
みなさん、「小説文や随筆分が全然読めない…」ということを先生に相談されたことは一度はないのでしょうか?
筆者はあります。
これを伝えると、返ってきた答えが、「うーん本や新聞をもっと読み込んで読解力を身に付ければ、点数上がると思うよ!」でした。
この返答をもらった私はそういう答えを求めているわけではないのにな」と少なからずガッカリした記憶があります。
確かに、この先生がおっしゃていることは間違いではないと思います。
もしあなたが今、読書をする習慣がないのであれば、今日から毎日5分でも新聞や本を読めば確実に読解力は向上するでしょう。
しかし、短期的にこれを行っても読解で点数を飛躍的に上げることは出来ません。
それはどうしてだと思いますか?
理由はとても単純で、「受験用の読解に対応した対策を行っていないから」です。
受験対策で一番重要なことは、効率が良く効果的に進めることです。
つまり、読解の部分で点数を上げたいのであれば、読解に特化した対策をすべきです。
これについては次の章で詳しく説明します。
学校の先生や保護者の方は「漢字の勉強をしなさい」と口酸っぱくみなさんに言いますよね。
「またそれか。飽きるほど聞いたよ」という方も中にはいらっしゃると思います。
では、なぜ学校の先生や保護者の方はそこまで「漢字の勉強」に執着するか考えたことはありますか?
「漢字なんてテストの中でもそんなに得点配分大きくないし、勉強する必要なんてほとんどないのでは?」と思われると思います。
実際筆者も中学2年生の時まではこれと全く同じ考えをしていたので、漢字の勉強はほとんどやっていませんでした。
しかし、漢字は覚えなければいけない範囲が確実に決まっているというメリットがあります。
つまり、もしもあなたが漢字を完璧に覚えられたら「確実に〇〇点は取れるから、苦手な読解ではこれだけの点数しか取らなくても合格するな」とある程度の予想ができるので、精神的に楽になる事が出来ます。
漢字は一番点数が取れないように思えて、実は一番確実に点数が取れる「穴場」なのです。受験はとても厳しいです。
一点でも足りなかったら不合格になることなんてことはよくあることです。
模試や定期試験では、「あーあと少しだったのにな、惜しいな、次頑張れば良いか」ということが通用しますが、受験は一回限りです。
その一回でどれだけ自分の実力を出し切れるか、が合否を分けます。
練習で出来なくても、本番では出来そうと自分を過信する方もいらっしゃいます。
しかし、練習で出来なければ本番で出来るわけがないと断言出来ます。
そのくらい、みなさんが立ち向かっている「受験」という壁は大きいです。是非悔しい思いをしないためにも、漢字勉強を頑張ってみましょう。
これについては、合っているとも言えます。
ただ、解説を読んで終わり。にしては効果がないです。
国語の特に記述問題は数学のように答えがきっちりを決まっていない事が多いですようね。
だからこそ、曖昧に感じてしまう部分が多いと思います。
では、「分からない→解説を読む」の次は何を行うべきなのでしょうか。
これについて次の章似て詳しく説明していきますが、
①質問のキーワードに線を引っ張る
②模範解答の中にあるキーワードに着目する
③それらのキーワードを文章中から探してみる
④前後の文章を読みそれらのキーワードとの関係性を掴む
⑤質問が理由を聞いているのか、定義を聞いているのか、場所を聞いているのか、(登場人物/筆者の)考えを聞いているのかを確認する
⑥一番近い箇所を探す
⑦解答をもう一度考える
の7ステップを必ず踏んでください。
初めはキーワードを探したり、それに関連する箇所を抜き出すのは時間がかかるかもしれません。
また、コツが掴めず難しいと感じてしまうかもしれませんが、これらを継続的に続ければ必ず解けるようになります。
この章では「論説文」、「随筆文」、「小説文」の解き方について具体例を示しながら解説していきたいと思います。
「論説文」とは、筆者の主張や考えを論理的に説明した文章です。
様々なデータや他者の意見など客観性のある根拠を引用して、自身の考えを示すタイプの文章はこの「論説文」というカテゴリーに当てはまります。
論説文を読み解く際に一番重要な点は、筆者の論点を汲み取ることです。
同時に、文章中に散りばめられている「指示語」や「接続語」にも注目する事が大切です。
随筆文とは、筆者の体験や経験などを踏まえて自身の考えを自由に書いた文章のことです。
筆者の考えを述べているという点は、論説文と同じですがデータや他者の意見等客観的な根拠はあまり入れないので、文章全体が主観的になる事が多いです。
小説文とは、物語(フィクション)形式の文章です。
時間軸に沿って変化する登場人物の心情の変化や物語の主題を読み解くことが主な課題になるので、今まで解説してきた論説文や随筆文とは解き方がかなり変わってきます。
以上、「論説文」、「随筆文」、「小説文」を解く際に着目すべき点について詳しく解説しました。
この章では、古文の対策方法について解説していきます。
古文は、「必要な知識が暗記できているか」が問題を解く上で前提となります。
のように現代語とかなり意味が異なる場合があるのできちんと暗記しましょう。
漢字の勉強法は人によって異なると思いますが、地道に一つずつ時間をかけて覚えるのが一番の近道だと言えます。
今回のコラムでは高校受験における国語の勉強方法について詳しく解説してきました。
これらが皆さんの力になれば幸いです。